研究課題
プラットホームの宇宙実証として、2008年に打ち上げが計画されている150kg級の小型衛星の中に際に組み込むための開発を行った。JAXAの開発した宇宙用のCPUを用い、スペースワイヤ(SpaceWire)と呼ばれるコンセプトを導入したプラットホームの中枢となるデータ処理装置「Space Cube2」の設計を行い、別途資金を得ての宇宙機搭載可能な実機の製作につなげた。本研究では、特に、SpaceWireインターフェース部を中心とした開発が行われ、SpaceWire標準にもとづいてFPGAの回路設計を行い、実際のセンサーやアクチュエータを用いて試験を行った。2kg程度の重量制限の中で、プラットホームの中に格納し、実際に計測を行うことを目的とした重大波検出器として、磁気浮上型の超高感度センサーの試作を行ない、実際に動作させて検証し、搭載可能なセンサーの製作を行った。SpaceWireを用いて動作させるためのアナログ回路、デジタル回路の開発を行うとともに振動試験など搭載に要求される試験を行った。このプラットホームを用いて、より高度な実験を行うために、放射線検出器のための低雑音回路のVLSIを中心とした回路を設計、開発し、限られた大きさの中で実験を行うための高密度実装の手法を応用してセンサーを開発した。
すべて 2007
すべて 雑誌論文 (1件)
Nuclear Physics B (Proc.Suppl.) Vol.166
ページ: 12-15