| 研究課題/領域番号 |
17206056
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| 研究機関 | 東京工業大学 |
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研究代表者 |
瀧口 克己 東京工業大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (10016644)
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| 研究分担者 |
堀田 久人 東京工業大学, 大学院理工学研究科, 助教授 (20190217)
西村 康史郎 東京工業大学, 大学院理工学研究科, 助手 (00343161)
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| キーワード | 鉄筋コンクリート構造 / 三方向地震応答解析 / 三軸復元力特性 / スリップ型 / 偏平梁RC架構 / RC壁 / 高速飛翔体 / 衝突 |
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| 研究概要 |
(1)主軸の付着を除去したRC柱の三軸実験を行った。軸力、水平二方向のせん断力が三軸の力である。曲げモーメント分布は逆対称である。一定軸力下で水平一方向変位を加えた場合、せん断力と水平変位の関係はスリップ型になる。一軸の復元力特性がスリップ型になるRC柱の三軸復元力特性に関する基礎資料を得た。
(2)一軸復元力特性がスリップ型になる場合の三軸復元力特性のマクロモデルを提示した。塑性論とのアナロジーを利用して定式化している。更に、三軸復元力モデルを利用して、一質点振動系の地震応答解析を行い、応答特性を調べた。
(3)RC壁試験体に高速飛翔体を衝突させ、局部破壊させる実験を行った。局部破壊に対しては、簡便で有力な試験法が開発できたことを示した。
(4)梁降伏型のRC柱梁接合部実験を行い、RC架構の耐震性に関する基礎資料を得た。接合部パネル内の柱主筋の付着を除去した試験体も含んでいる。梁降伏型のRC架構における接合部パネルの柱主筋の付着の役割を考察した。
(5)柱幅より梁幅が大きい、偏平梁RC架構の柱梁接合部の実験を行い。その力学特性を明らかにした。柱に対して梁は偏心して取り付く。偏平梁RC架構が予想外に良好な力学特性を発揮することを提示した。
(6)偏平梁SRC架構の実現可能性を調査した。偏平梁SRC柱試験体の正負交番繰り返し裁荷実騨を行った。試験体の製作過程は施工実験である。
(7)現存し、耐震性に問題があるRC6階建て建物の耐震補強設計を行った。費用対効果の割合を一つの評価指標とした。極めて有力な耐震補強例を提示することができた。
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