研究課題/領域番号 |
17208001
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
渡邉 和男 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (90291806)
|
研究分担者 |
鎌田 博 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (00169608)
藤村 達人 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (70292513)
大澤 良 筑波大学, 大学院生命環境科学研究科, 助教授 (80211788)
菊池 彰 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (00400648)
|
キーワード | 育種学 / 遺伝子 / 環境 / 植物 / バイオテクノロジー / バイオセーフテイー / 遺伝子組換え / 生物多様性 |
研究概要 |
全体活動は、サブテーマごとに以下のように初年度を開始した。全体の運行を見極めるため、ポスドクの採用は見合わせて、研究補助員による作業の強化を図った。 1)各国での環境耐性遺伝子組換え植物の環境リスク評価の現状の把握と要素の調査解析(渡邉/菊池):国際議定書であるCartagena Protocol on BiosafetyのCOP-MOP-2及びCOPMOP-3に参加し、国際情勢を把握し、レポートを別途作成した。パキスタン及びミャンマーをサンプルとして能力構築のありかたについて現地でのワークショップをそれぞれ11月に2日間をかけて開催した。 2)前記情報に基づく環境耐性に特化した生物多様性影響評価基準及び手法の検討(鎌田)について野生種の多様性評価をモデル植物について日本の国土を考慮し検討した。 3)上記で検討された手法について環境耐性に特化した生物多様性影響評価の実験試行(菊池):耐塩・乾燥性遺伝子組換え樹木(ユーカリ)について、第1種使用規定申請を行い、10月に文部科学省として初めての承認を得た。 4)前記のうち特定用件の実験研究による手法改良あるいは開拓(藤村/菊池):耐塩性ジャガイモについても分子生物学的な評価を行い生理学的な評価の検討も行った。 5)既存の耐塩性遺伝子組換え体植物を使用した生物多様性影響評価法の検討(大澤):土壌微生物等への影響について、評価法の確定を行った。 6)上記のプロセスに関わるリスクコミュニケーションのあり方の検討と実施策の提唱(渡邉):情報検索とbicafeなどの地域的イベントでの調査を行い、総論レビューでの報告を行った。Scienceに意見を掲載した。
|