研究分担者 |
酒井 憲司 東京農工大学, 大学院共生科学技術研究院, 助教授 (40192083)
清水 浩 茨城大学, 農学部, 助教授 (50206207)
大下 誠一 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (00115693)
岩渕 和則 宇都宮大学, 農学部, 教授 (00193764)
小松崎 将一 茨城大学, 農学部, 助教授 (10205510)
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研究概要 |
18年度は本研究において基盤的に利用する基盤技術パッケージを構築することに主眼を置く。 (1)センシング技術 17年度購入したハイパースペクトルカメラなどを用いて,個別課題ごとにほ場所実験を開した.神戸大学(伊藤)では,レタスなどの露地野菜の景観イメージレベル、茨城大学(小松崎・清水)は附属農場においてカバークロップおよび保全農法における経年実証ほ場において,ハイパー景観イメージにより炭素固定量などを空間レベルにおいての把握可能性を調べた.さらに,USBタイプのハイパーイメージ解析手法の開発にも取りんだ.東京大学(大下・牧野)では,農産物洗浄過程における光センシングへのハイパーイメージ導入の可能性を高精度分光分析器により明らかにした.九州大学(岡安・中司)においても,フィールドサーバによる水田を中心とした景観イメージングシステムを構築した.弘前大学(張)では,リンゴやエダマメの品質評価に光センシングデバイスとしてのハイパーイメージカメラ導入の可能性と意義について検討した。東京農工大学(東城)では,葉采類のハイパーイメージングを実施した. (2)ネットワーク型DB共有システム 九州大学(岡安・中司)および北大(岡本)ではネットワークシステムの本格的な構築を開始した.個別課題の開発ツール群やデーターベース群をインターネット上で共有し得るシステムの構築を行った.筑波大学(瀧川)では,3台のフィールドサーバーのネットワークへの接続を行い,景観画像や気温環境データ等を経時的に保存・更新可能なシステムを構築した.宇都宮大学(野口,岩淵,志賀)では,フィールドサーバーをコミニケーションツール・デバイスとして食と農に関する地域連携プロジェクトを推進した. (3)データマイニングツール群の構築 東京農工大(酒井・笹尾)はイメージングデータ解析アルゴリズムとしてアンサンブル再構成法の有効性を検討した。
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