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2005 年度 実績報告書

日米3集団の潜在性動脈硬化症危険因子に関する国際疫学共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 17209023
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

上島 弘嗣  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70144483)

研究分担者 柏木 厚典  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20127210)
村田 喜代史  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20127038)
中村 保幸  京都女子大学, 家政学部, 教授 (20144371)
岡村 智教  滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (00324567)
門脇 崇  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (30324578)
キーワード動脈硬化 / 冠動脈石灰化 / 頚動脈内膜中膜肥厚 / 国際情報交換 / アメリカ合衆国
研究概要

我々は平成16年度までに滋賀医科大学と米国ピッツバーグ大学との間で、「若年男性の冠動脈石灰化と頚動脈肥厚による動脈硬化度と循環器疾患危険因子との関連」(基盤研究(A)(2)、主任研究者:滋賀医科大学 上島弘嗣)を行った。その結果、40歳代の日本人男性は、血圧・喫煙率・血中コレステロールなどの古典的危険因子が米国人と比較して不良であるにもかかわらず、冠動脈石灰化と頚動脈肥厚による動脈硬化度は低いことが明らかになった。
本研究では、上記研究結果を踏まえて、動脈硬化進展度に関連する要因を明らかにすることを目的とし、50歳代・60歳代男性についても同様の調査を行う。年齢層によって食習慣や生活習慣が大きく変化しているため、動脈硬化に影響を与える要因が異なる可能性がある。また、日米で同程度の動脈硬化進展度がみられる年齢を明らかにすることも可能と思われる。
平成17年度の研究の進捗の概要は以下の通りである。
1)今後も引き続き日米でデータの比較をする可能性があるため、調査方法の標準化を目的として、米国イリノイ州ノースウエスタン大学、ペンシルバニア州ピッツバーグ大学およびハワイ州太平洋健康研究機構の疫学研究クリニックを訪問し、実際の調査に立ち会った上で、調査方法の標準化について協議した。
2)頚部エコー検査担当技師につき、ピッツバーグ大学超音波検査ラボより標準化認証を受けた。
3)住民基本台帳法に基づき、対象者の無作為抽出を行った。
4)学内関係各科(循環器内科・内分泌代謝内科・放射線部・総合診療部・福祉保健医学講座)の調整を行い、共同研究実施の体制を構築した。
5)50歳代男性を対象に、実際に20名強の調査を行った。
平成18〜19年度にかけて、引き続き調査を実施し、平成19〜20年度には調査結果のまとめおよび成果公表を行う予定である。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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