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2008 年度 実績報告書

日米3集団の潜在性動脈硬化症危険因子に関する国際疫学共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 17209023
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

上島 弘嗣  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70144483)

研究分担者 門脇 崇  滋賀医科大学, 医学部, 助教 (30324578)
三浦 克之  滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (90257452)
喜多 義邦  滋賀医科大学, 医学部, 助教 (80161462)
キーワード潜在性動脈硬化 / 冠動脈石灰化 / 頚動脈内膜中膜肥厚 / 疫学 / 国際共同研究
研究概要

本研究は、日本人男性一般集団における潜在性動脈硬化進展度を明らかにするための疫学研究であり、3ヵ年計画の最終年度であった。母体となった前回の基盤研究(A)では、40歳代の男性を対象とした潜在性動脈硬化進展度の日米比較を行った。その結果、40歳代日本人男性においては、米国白人と比べて喫煙率が高く、血圧は同等ないしはやや高め、血中総コレステロールは米国白人よりも高い傾向があるにも関わらず、潜在性動脈硬化進展度は軽度であることが明らかになった。そこで、今般の基盤研究(A)では、対象を50〜70歳代まで拡大し、潜在性動脈硬化進展度を明らかにし、その危険因子・予防因子を探索することを主な目的としてきた。
フィールド調査自体は平成19年度までに終了しており、今年度はCT画像の詳細な解析、IMT画像の詳細な解析を行った。その中で、魚摂取にかかわるω-3脂肪酸レベルが動脈硬化進展度に関連している可能性があることが示された。また、本研究は当初より日米比較を行うための国際共同研究として行っており、米国心臓学会疫学部会における途中成果公表を行ったほか、今後も解析および成果公表を推進するため、ピッツバーグ大学およびハワイ大学の研究グループとプロジェクト会議を開催した。
成果公表については、米国のカウンターパートの進捗の調整に従いながら引き続き進める。また、今後の方針として、本調査集団の動脈硬化進展度の経時的な変化を明らかにするためのフィールド調査を平成21年度からの科学研究費補助金によって実施することが決定している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Marine-derived n-3 fatty acids and atherosclerosis in Japanese, Japanese-American, and white men : a cross-sectional study.2008

    • 著者名/発表者名
      Sekikawa A, Curb JD, Ueshima H, et al.
    • 雑誌名

      J Am Coll Cardiol. 52

      ページ: 417-424

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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