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2006 年度 実績報告書

看護の人材資産形成のためのコンピテンシーとキャリア発達過程の体系化

研究課題

研究課題/領域番号 17209067
研究機関東京大学

研究代表者

菅田 勝也  東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20143422)

研究分担者 数間 恵子  東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10114258)
村嶋 幸代  東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60123204)
真田 弘美  東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50143920)
佐々木 美奈子  東京大学, 大学院医学系研究科, 助手 (00302670)
小林 秀行  東京大学, 大学院医学系研究科, 助手 (80363753)
キーワード人材資産 / コンピテンシー / キャリア発達 / 移植看護 / 保健師 / WOC看護認定看護師 / 専門看護師 / 経営環境
研究概要

1.看護師の能力と業績評価に関する知見をレビューし、日本看護管理学会年次大会で看護師のコンピテンシーと評価体系をテーマとする交流集会を持った。優れた看護チームの構成要素とその効果に関する看護管理者による集団討議では、師長など要となる人材や構成要員間の補完的関係の重要性が語られた。27施設238部署の看護師を対象に仕事に関する意識について質問紙調査をした。諸外国における看護師の能力や業績評価及びキャリア発達の現状を把握すると共に、今後の比較研究のため、米国・中国の医療関係者から意見聴取を行った。
2.看護師に期待される社会的役割や機能を明らかにするため、病院管理分野の有識者の面接調査を行った。
3.移植施設の患者パンフレット及び専門家への意見聴取に基づいて作成した造血細胞移植(骨髄移植)退院後の生活指導に必要な情報80項目の案を用い、18施設126名の看護師を対象にデルファイ法によって各項目の優先性を検討した。これまでに整理した保健師の日常業務で用いられるコンピテンシーについて質問紙調査を行い、不足項目を追加すると共に、熟練保健師対象の集団面接を行い、再検討を要す点を明らかにした。WOC看護認定看護師としての臨床経験1年未満と10年以上の各3名を追加して面接し比較した結果、WOCNとして必要なコンピテンシーが精選され、真実性が確保され、継続教育における有用性が示唆された。組織横断的に活動する看護師について、専門看護師・認定看護師18名及び看護管理者3名に面接し、専門・認定看護師が施設の看護実践水準を上げる役割遂行過程を明らかにした。経営環境変化という局面における看護師の職務環境変化への適応を促す方策について、看護管理者による集団討議を3回行うと共に、経営環境変化を経験した病院管理者及び看護管理者計11名を対象に面接調査を行い、看護管理者の交渉・調整能力の重要性が示唆された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Function and practice of public health nursing in Japan : a trial to develop the Japanese Purpose-Focused Public Health Nursing Model.2006

    • 著者名/発表者名
      Yoshioka-Maeda K, Taguchi A, Murashima S, Arimoto A, et al.
    • 雑誌名

      Journal of Nursing Management 14

      ページ: 483-489

  • [雑誌論文] 成人間生体肝移植ドナーの移植に対する思い -ドナー候補になる前から現在までの経験より-2006

    • 著者名/発表者名
      日下部智子, 入江慎治, 伊藤直美, 小山友里江, 落合亮太, 数馬恵子
    • 雑誌名

      第26回日本看護科学学会学術集会

      ページ: 139-139

  • [雑誌論文] 患者用パンフレットに見る同種造血細胞移植後退院指導の施設間差2006

    • 著者名/発表者名
      人見貴子, 田中真琴, 佐藤栄子, 数馬恵子
    • 雑誌名

      第29回日本造血細胞移植学会総会

      ページ: 165-165

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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