研究課題/領域番号 |
17209068
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
廣瀬 たい子 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (10156713)
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研究分担者 |
三国 久美 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教授 (50265097)
大城 昌平 聖隷クリストファー看護大学, リハビリテーション学科, 教授 (90387506)
宮本 真巳 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (30209952)
川崎 裕美 広島大学, 医学部・保健学科, 助教授 (90280180)
岡光 基子 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 助手 (20285448)
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キーワード | 育児支援 / 低出生体重児 / 看護介入 / 早期介入 / 母子相互作用 / NCAST |
研究概要 |
平成17年度における研究計画は、本研究で用いる重要な尺度である母子相互作用の評価ツール、NCAST(NCATSとNCAFSで構成されている)の日本語版を作成することであった。 これまでの研究活動において収集してきた、日本人母子の相互作用をオリジナルNCASTで測定したデータを分析・検討し、その報告書を日本語と英語で記述した。 17年8月に、オリジナルNCAST開発者である、ワシントン大学看護学部教授Kathryn Barnard博士との打ち合わせのため、シアトルに出張し、上記報告書にもとづいて、日本語版作成の許可を得るとともに、その手続きと費用について検討した。 17年9月より、ビデオ制作業者および翻訳・書籍編集業者との打ち合わせを行い、日本語版作成の作業に入った。 18年3月現在において、NCAST尺度のうち、NCATSの和訳が終了し、back translationの作業に入っており、4月には、日本語版が完成する予定である。 上記の研究活動と並行して、本研究の一部である研究を学会報告したり、本研究の予備調査として位置づけられる小規模の調査研究を実施した。この予備調査については、現在継続中であり、結果は得られていない。また、本研究に関連した論文を書き、投稿した。その中で掲載されたものについては、次ページに報告したが、多くは投稿中である。 また、本研究の代表・分担研究者と、NCAST研究会の会員が協力して、米国のZero to Threeから出版された「乳幼児精神保健の事例集」を和訳している。こちらも4月には完了する予定である。本研究の「低出生体重児とその母親への早期介入プログラム作成」に活用するため、また、国内の実践家や研究者による育児支援や早期介入研究に活用してもらうため、出版を予定している。 以上が、平成17年度の研究実績である。
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