研究課題/領域番号 |
17209070
|
研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
守田 美奈子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50288065)
|
研究分担者 |
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00183731)
吉田 みつ子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教授 (80308288)
遠藤 公久 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教授 (40221816)
奥原 秀盛 静岡県立大学, 看護学部, 助教授 (60288066)
川原 由佳里 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教授 (70308287)
|
キーワード | がん / サポート・プログラム / サポート・ニード / サポート・センターモデル / 意識 |
研究概要 |
昨年に引き続き、がんのサポートに関して実態調査を進めた。それらをもとにサポート・プログラムの検討を行った。具体的には以下のとおりである。 1)国内のがんの支援団体の活動に関するアンケート調査 平成17年度に実施した国内のがん支援団体(インターネット、書籍などに資料による調査)約188か所を対象に、支援団体の活動実態を把握するために独自にアンケート用紙を作成し、郵送法による調査を行った。その結果75か所から回答があった。回答結果についで現在分析を進めている段階にある。 2)一般市民を対象としたがんや健康に関する意識調査 がんになったときのサポート・ニードを把握するために、がんに対する一般市民の意識や対処行動に関する調査を行った。特定の地域住民のなかから無作為抽出法により対象者を選択し、対象者1000名を対象にアンケート用紙を郵送した。484名から返送があり回収率は約48%であった。がんに関する情報を入手することが困難と思っている人は約40%、情報の内容が難しいと感じている人は約50%であった。健康に問題を抱えた場合に相談できる相手や医療機関があると回答した人は約40%であった。その他、調査項目の詳細な内容に関して、現在分析中である。 3)がん看護経験のある看護師に対する継続看護に関するインタビュー調査の分析 平成17年度に実施した看護師に対するインタビュー結果を分析した。その結果、高齢者の増加による認知症などがん以外の疾患との複合や、独居など社会的背景の問題の複合化がみられた。 4)がんサポート・プログラムの検討 これまでの調査から、サポート・プログラムの柱を情報提供、情緒的支援、リラクゼーションの3点にして、それを組み合わせたプログラム案について検討した。
|