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2008 年度 実績報告書

患者教育のための看護実践モデルを用いた実践的教育プログラム開発とその介入研究

研究課題

研究課題/領域番号 17209071
研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

河口 てる子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50247300)

研究分担者 下村 裕子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (20216138)
横山 悦子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (40329181)
キーワード患者教育 / 教育的関わり / 直感的解釈 / 生活者 / とっかかり / 手がかり言動 / 教育技法 / 生活 / Professional Learning Climate
研究概要

この研究の最終目的は、看護の教育的関わりモデルを用いた看護職のための実践的な教育プログラムを作成し、そのプログラムの効果研究を行ない、プログラムが、看護師および患者の意識および行動に変化をもたらすかどうかを明らかにすることである。平成20年度は、モデルを用いるための教材としてDVDを作成し、いくつかの講演会にて使用し有効性等を検討した。また、効果研究の前段階としてアクションリサーチを開始した。
看護職の実践家・研究者23名、1回の分析には平均14名の看護師が集団討議の形で、毎月1回集まり、過去14年間に分析した172例を超える事例を現在も検討している。また、モデルの精錬目的で公開講座を平成17年度に2回、平成18年度2回、第26回日本看護科学学会学術集会では交流集会を持った。平成19年度は日本糖尿病学会主催の「第42回糖尿病学の進歩」、平成20年度は第2回日本慢性看護学会学術集会にて看護の教育的関わりモデルを詳細に解説し、看護師にモデルの実用性や可能性を問うた。
「看護の教育的関わりモデルver6.1」へと改定されたモデルは、「とっかかり/手がかり言動とその直感的解釈」「生活者としての事実とその意味」「協同探索型関わり技法(旧名称:段階的探索・解決型教育方法)」、「疾患・治療に関する知識・技術の看護仕立て」、「患者教育専門家として醸し出す雰囲気(Professional Learning Climate)」を構成要素(概念)としているが、現在「協同探索型関わり技法」は4局面を3局面に修正し、他の概念を含めて再検討中である。
アクションリサーチは、3施設とも大学および病院の研究倫理審査委員会で承認を受け、「看護の教育的関わりモデルver6」の学習会を数回実施したところで、逐語記録を分析している途上である

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 慢性看護の基盤となる患者教育研究のとりくみ-「KABモデル」から熟練看護師の実践知による「看護の教育的関わりモデル」-2008

    • 著者名/発表者名
      河口てる子
    • 雑誌名

      日本慢性看護学会誌 2(2)

      ページ: 66-71

  • [学会発表] 看護の教育的関わりモデルの開発と実践への適応2008

    • 著者名/発表者名
      河口てる子, 安酸史子, 小長谷百絵, 林優子, 下村裕子, 他
    • 学会等名
      第2回日本慢性看護学会学術集会
    • 発表場所
      日本赤十字看護大学
    • 年月日
      2008-06-22

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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