研究課題/領域番号 |
17251005
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
栗原 純 東京女子大学, 文理学部, 教授 (40225264)
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研究分担者 |
松永 正義 一橋大学, 大学院・言語社会研究科, 教授 (50190484)
檜山 幸夫 中京大学, 法学部, 教授 (40148242)
中田 敏夫 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (60145646)
所澤 潤 群馬大学, 教育学部, 教授 (00235722)
木下 尚子 熊本大学, 文学部, 教授 (70169910)
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キーワード | 台湾 / オーラルヒストリー / 植民地 / 228事件 / 白色恐怖 / 日本語世代 / インドネシア / 南方特別留学生 |
研究概要 |
(1)オーラルヒストリーと本研究全体に関する研究会7月21日、東京女子大学で、第6回台湾オーラルヒストリー科研費研究会を行った。講師は慶応義塾大学大学院の倉沢愛子教授で、報告題目は「インドネシアの元南方特別留学生への聴取りと出版の体験」であった。10月20日、早稲田大学で、第7回台湾オーラルヒストリー科研費研究会を行った。講師は本科研メンバーの松永正義及び丸川哲史であり、題目は「「日本敗戦前後の台湾の言語事情および大陸との関係」であった。 (2)オーラルヒストリー採集・編集・公開の作業日本側メンバーがそれぞれ本科研費、または別の経費で台湾と中国に出張し、オーラルヒストリーの採集を実施した。本年度採集録音したオーラルヒストリー、及びこれまでに研究分担者が蓄積してきた未整理の録音記録の文字か編集作業が速記業者によって文字化編集が行われた。文字化編集にあたって、速記業者とメンバーの間でメーリングリストを設け、文字化の方法をめぐって技術的な検討を行っている。文字化編集は、本年度40名分を発注し、合計約180時間分が納品された。研究会記録及びオーラルヒストリーを平成19年度から報告書として印刷発行する計画であったが、経費が不足したため、話し手本人による確認の必要がある文字化作業を優先し、文字化に経費を振り向け、印刷発行は次年度に回すことにした。 (3)資料収集とデータベース作成前年度に入手した、明治42年生まれで、台湾人に嫁ぎ戦後も台湾に住み続けた内地人歌人の資料の整理を、嘉南薬理科技大学王耀徳講師、成功大学陳梅卿教授の協力でほぼ終了した。また収集したオーラルヒストリー・回想録についてのデータをコンピュータに入力する作業を行った。
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