研究課題/領域番号 |
17251007
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
木下 尚子 熊本大学, 文学部, 教授 (70169910)
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研究分担者 |
小畑 弘己 熊本大学, 文学部, 助教授 (80274679)
伊藤 正彦 熊本大学, 文学部, 助教授 (50253711)
大田 由紀夫 鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (20295231)
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キーワード | 福建省 / 粗製白磁 / 13〜14世紀 / 琉球国成立 / 〓情義窯 / 貿易陶磁 / 宋 / 元 |
研究概要 |
1.研究会の開催:2000年8月27日、福岡市埋蔵文化財センターで研究会を開催した。出席者7名。研究発表の後、今年度の調査について検討した。 2.国内・国外における資料調査 (1)2006年8月28日、長崎県鷹島において鷹島海底遺跡出土の福殖産粗製白磁を調査した(松浦市原島歴史民俗資料館)。写真撮影、実測図作成。参加者0名。 (2)2006年5月30日〜6月4日、中国の共同研究者である栗建安氏を招いて、共同調査を実施した。参加者8名。沖縄県埋蔵文化財センターで出土陶磁器を調査(5月30日)。今帰仁村教育委員会で出土陶磁器を調査、その後研究会を開催(5月31日)。沖縄県博物館で出土遺物見学等(6月1日)。福岡市埋蔵文化財センターで出土遺物調査(6月2日)。九州国立博物館見学、その後総括の会議(6月3日)。 (3)2006年6月5日〜10日、中国の共同研究者である謝必需氏を招いて、東京都東洋文庫と、名古屋大学図書館において文献調査を実施した。参加者4名。 (4)2006年9月10日〜19日、中国福州市において、考古学調査を実施した。参加者11名。 福建博物院、〓情義窯、福州市博物館、福建師範大学、崇安城において関連資料を調査。ことに〓情義窯の踏査、福建博物院での記録作業ではビロースクタイプ白磁にきわめて近い遺物が確認され、産地を追する点では成果があがった。9月16日には調査の総括会議をおこなった。 3.2007年度共同調査、中間発表会の準備 2007年2月5日〜7日、沖縄県石垣市および西原町において、事前調査をおこなう。参加者3名。石垣市教育委員会では関連する白磁資料の確認作業をし、西原町では沖縄県高埋蔵文化財センターにおいて中間発表会開催の打ち合わせをおこなった。 4.年度報告書の作成 今年度の活動記録、成果をまとめた。146頁。
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