研究課題/領域番号 |
17251015
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 東北学院大学 |
研究代表者 |
津上 誠 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (10212052)
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研究分担者 |
内堀 基光 放送大学, 教養学部, 教授 (30126726)
石川 登 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (50273503)
奥野 克巳 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (50311246)
祖田 亮次 北海道大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (30325138)
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連携研究者 |
ジャイル ラングブ マレーシア, サラワク大学・東アジア研究所, 上級研究員
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研究期間 (年度) |
2005 – 2008
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キーワード | 文化人類学 / 宗教学 / 防災 / 自然災害 / 安全・安心 |
研究概要 |
5名がボルネオ先住民社会を各々担当し、「自然災害」の受容の仕方を調査研究した。イバン社会で河岸浸食を調査した祖田は、その複合的要因を明らかにし、人々の語る因果論との齟齬を指摘した。クメナ川流域社会を調査した石川は、地域史にも目を向け、自然災害への可塑性を人々の生存戦略のあり方から説明した。カヤン人の移住時の災いを調査した津上は、森と精霊・死霊・人間の関連の仕方を明らかにし、災いは「自然」侵犯へのしっぺ返しなどではないことを示した。スクラン川の鉄砲水に関するイバン住民の言説を調査した内堀は、鉄砲水についての今日的説明のあり方を詳細に描き、また民族学的に有名なタブー侵犯と洪水との因果論が成り立たないことを示した。動物への不適切な扱いが雷雨や洪水を引き起こすというプナン人の言説と儀礼を調査した奥野は、その観念が人間/動物の対等・対称的な関係を維持していることを指摘した。最終年度には現地大学に成果を持ち寄り、内外研究者を交えたセミナーを開いた。
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