研究課題
平成17年度は、研究代表者・分担者はそれぞれ3年計画の趣旨に沿って1年目の計画を無事に終了した。代表者渡邊啓貴はフランス、ブリュッセル(ベルギー)、ロシアに滞在し、意見交換・情報収集を行った。リヨン高等師範学校では「EU外交・EU/US関係と日本」について講演を行った。研究分担者羽場久美子はトルコ、米国など、同滝田賢治は米国、中国、同小久保康之はフランス、ブリュッセル、同森井裕一はドイツを訪問し、研究課題に即したネットワーク形成と情報収集を行った。また研究会も1.5ヶ月の割合で実施し、各自の報告を行うと同時に平成18年2月9日には「最近のユーラシアの安全保障情勢-ロシアとNATO」(パネル参加者:松田邦紀(外務省)、金子譲(防衛研究所)、兵頭慎治(同)、河原地英武(京都産業大学)、於東京外国語大学)というミニシンポジウムを主催し、米欧関係を広くユーラシアのレベルで検討する会合をもった。3月下旬には米国から米欧関係研究の第一人者カレオ教授(SAIS)、またスイスからシャン教授(国際研究大学院)を招聘し、シンポジウムや研究会合を開催した(3月27日「米欧関係から見たアジアの同盟」(於日本財団)、3月29日「"国際関係"国際ワークショップ」(於芝蘭会館))。いずれも盛会でフロアーなどからも多くの質問が出され、積極的な議論が行われた。以上のように研究計画初年度としては予定通りの実り大きな成果を上げることが出来たと確信している。(619字)
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早稲田政治経済学雑誌 362
ページ: 19-36
海外事情 54巻2号
ページ: 17-34
グローバル化とアジアの現実(滝田賢治編)(中央大学出版部)
ページ: 207-229
Globalization, Regionalization and the History of International Relations (Eds. By Joan Beaumont, Alfredo Canavero, Commission of History of International Relations)(Edizioni Unicopli, Deakin University, Milano, Victoria, Austria, 2005.)
ページ: 91-100
歴史評論(特集:20世紀ヨーロッパ史の中の境界) 665
ページ: 2-16
ヨーロッパ統合と国際関係(木畑洋一編)(日本経済評論社)
ページ: 243-267