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2006 年度 実績報告書

アフリカ地域の社会と教育に関する比較研究-フィールドワークによる新たな展開-

研究課題

研究課題/領域番号 17252009
研究機関広島大学

研究代表者

澤村 信英  広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 助教授 (30294599)

研究分担者 内海 成治  大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (80283711)
山田 肖子  政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (90377143)
黒田 一雄  早稲田大学, 大学院アジア太平洋研究科, 教授 (70294600)
北村 友人  名古屋大学, 大学院国際開発研究科, 助教授 (30362221)
小川 啓一  神戸大学, 大学院国際協力研究科, 助教授 (90379496)
キーワード教育学 / 社会学 / 国際協力 / アフリカ学
研究概要

本研究は、フィールドワークに基づく事例研究により、アフリカの社会における教育のあり方を多面的に再検討しようとするものである。これまで計量分析が主流であった教育開発研究に対して、事例研究を重視し、質的分析を行うことにより、多様な社会における教育の意味を総合的に把握しようとする試みである。この成果をもとに、学術研究と国際協力の実践を相互補完的に融合させ、新たな国際教育協力の展望を拓くことにも貢献するものである。
研究協力者・関係者間での情報の共有化と関係者以外への調査結果の公表を随時行うため、日本比較教育学会(6月)において、「アフリカの教育開発と国際協力-フィールド調査の再考-」をテーマとするラウンドテーブルを開催した。本課題に関心を有する学生・研究者に開かれた場となり、新たな研究の方向性を模索することが可能となり。アジアおよびアフリカ地域間、ならびに同一地域内で自由な意見交換と率直な議論を行うことで、個別研究にはない、研究者相互の交流を図ることができた。
前年度の予備的フィールド調査および研究会での議論を踏まえ、本年度はアフリカの社会における教育のあり方を再考察するための研究枠組みの基礎を構築した。そのため9月に研究課題関係者による合同調査をケニアで行い、それぞれの得意とする研究分野(初等教育、女子教育など)や研究手法(質的調査、計量分析など)について議論を深め、教育セクター内での学際的研究を試みた。また、本年度からアフリカ側大学関係者との交流をより促進することにより、現地での研究実施体制をさらに強化した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] 紛争地域における教育行政分権政策と地方行政2006

    • 著者名/発表者名
      小松太郎
    • 雑誌名

      国際教育協力論集 9・2

      ページ: 15-25

  • [雑誌論文] ケニアの「小さい学校」の意味-マサイランドにおける不完全学校の就学実態-2006

    • 著者名/発表者名
      内海成治
    • 雑誌名

      国際教育協力論集 9・2

      ページ: 27-36

  • [雑誌論文] レソト王国における中等教育のアクセス問題に関する分析-教育の需要側の視点から-2006

    • 著者名/発表者名
      小川啓一
    • 雑誌名

      国際教育協力論集 9・2

      ページ: 59-70

  • [雑誌論文] 教育分野におけるサブサハラ・アフリカのHIV/AIDSへの取り組み-ケニアを事例に-2006

    • 著者名/発表者名
      鹿嶋友紀
    • 雑誌名

      国際教育協力論集 9・2

      ページ: 71-84

  • [雑誌論文] 受験中心主義の学校教育-ケニアの初等教育の実態-2006

    • 著者名/発表者名
      澤村信英
    • 雑誌名

      国際教育協力論集 9・2

      ページ: 97-111

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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