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2008 年度 実績報告書

途上国における特別支援教育開発の国際協力に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17252010
研究機関筑波大学

研究代表者

中田 英雄  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (80133023)

研究分担者 鳥越 隆士  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (10183881)
岡川 暁  日本福祉大学, 情報社会科学部, 教授 (10233305)
河合 康  上越教育大学, 学校教育学部, 准教授 (90224724)
柿山 哲治  活水女子大学, 健康生活学部, 准教授 (10255242)
キーワードインドネシア / 国際協働授業研究会 / モンゴル / ウズベキスタン / 国際教育協力
研究概要

インドネシア教育省の支援とジョグジャカルタ大学、プンビナ特別支援学校の協力で8月18日から8月26日まで現職教員研修の一環として国際協働授業研究会をジョグジャカルタ大学で開催した。両国の体育と算数の教師がそれぞれの授業を行い、さらに協働授業を行った。参加者は全国の特別支援学校教員及び教育系大学教員を含む約250名であった。授業終了直後の参加型研究協議会では授業の質、教材、指導法、指導案などに関して活発な討論が繰り広げられた。アンケートの集計結果から、参加者が国際協働授業研究会の効果と有効性を高く評価し、継続を強く希望していることがわかった。平成20年1月及び11月にウランバートル市の3つの学校と1施設、エルデネト市及びダルハン市の学校2校と2施設、ドルノード県の学校を1校とセンター等の3施設を見学し、インクルーシブ教育や施設の実態を調査した。障害のある子どもたちの就学状況と授業の様子、教員や保護者の聞き取りからモンゴルの特別支援教育の現状を把握することができた。日本の聾学校とウズベキスタン聾学校の間でテレビ会議を開き、手話通訳を交えた子どもたち同士の対話を分析し、聾学校における国際交流のあり方を検討した。インドネシアの特別支援教育カリキュラムを検討した結果、同国のカリキュラムは障害のある子どもたちのニーズに対応していない面があり、今後カリキュラムについて両国で共同研究をしていく必要がある。インドネシアにおける障害児体育の実施状況に関する調査を国際協働授業研究会の参加者122名に行った結果、体育の授業はすべての学校で実施されていること、インクルーシブ体育を行っている学校が42%であること、運動施設に対して不満を持つ教師が67%であることがわかった。日本の教育協力を望む教師は69%であった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Japan-Indonesia Joint Lesson Study of Adapted Physical Education2008

    • 著者名/発表者名
      Nakata, H.
    • 学会等名
      The 10th International Symposium of the Asian Society for Adapted Physical Education and Exercise
    • 発表場所
      Korea National Sport University. Olympic Convention Center 韓国
    • 年月日
      2008-08-08
  • [備考]

    • URL

      http://e-archive.criced.tsukuba.ac.jp/result_new.php

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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