研究課題/領域番号 |
17255002
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
安藤 和雄 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (20283658)
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研究分担者 |
松林 公蔵 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (70190494)
竹田 晋也 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (90212026)
大西 信弘 京都学園大学, バイオ環境学部, 准教授 (80378827)
林 泰一 京都大学, 防災研究所, 准教授 (10111981)
宇佐見 晃一 山口大学, 農学部, 准教授 (10203506)
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キーワード | ブラマプトラ流域 / 農業生態系 / 開発 / 持続的発展 / 地域研究 / アッサム / アルナチャールプラデシュ / バングラデシュ |
研究概要 |
(1)研究会開催:4月、6月、11月、12月(以上、東南アジア研究所で)、1月(宇治キャンパスの木質ホールで)で研究会を開催し、海外調査予定と個別研究、環境と開発のレビューぺーパーの進捗、H20年度に実施するインド・アッサム州ゴウハティ大学での国際セミナーに関する打合せを行った。2008年1月21日、22日にワークショップ「自然地理的条件と持続可能な開発-ブラマプトラ流域を対象として-」を宇治キャンパス木質ホールで生存研と合同で開催した。 (2)海外現地調査:8〜9月、12月、2〜3月に、安藤はバングラデシュ、インド・アッサム州、アルナチャールプラデシュ州で農業技術の現地調査を行った。バングラデシュのドッキンチャムリア村においては、農耕文化復興を柱にした新農村開発アプローチを、地元NGOSとともに実践研究として展開した。宇佐見は、9月、3月にバングラデシュのパーチキッタ村で過去20年間の社会経済変化に関する調査、ゴウハティ大学地理学科博士課程院生ニッタノンダデカとともにアッサム州ムクタプール村の悉皆調査の補足及び定期市に関する調査を実施した。地理学科において、安藤と宇佐見は研究会を2回開催し、調査進捗と環境と開発のレビューペーパーの進捗について検討した。我妻は、10月に、アッサム州とメガラヤ州で、カウンターパートとともに疾病調査を行った。研究員の矢嶋は、2月にラオスにて、ラオス国立大学農学部のラオス農民伝統農具博物館活動を視察した。安藤、矢嶋と、研究協力者である宮本真二ならびに内田晴夫は、2〜3月にかけて、陸路バングラデシュからアルナチャールプラデシュ州に移動し、土地利用と地形に関する広域調査と地方行政や農村開発に関する資料収集を行なった。河合は、9月にブータンとアルナチャールプラデシュ州の農村開発調査を行なった。今年度から新規の研究協力者の水野一晴(京都大学)は、2〜3月にかけてアルナチャールプラデシュ州の高地の植生と暮らしに関して調査を行なった。林や、研究協力者の寺尾、村田は、8〜9月にバングラデシュ、アッサム州、メガラヤ州にて、気象計のデーター収集をカウンターパートとともに行った。大西は2〜3月にカジランガ国立公園にて保全活動の調査をカウンターパートともに行った。 (3)その他の活動:浅田(京大大学院)はJSPSの特別研究員となりアッサム州で村落定着調査を行った。 国内研究協力者の佐藤、吉野はアッサム地域の移民、開拓史や、バングラデシュの屋敷地利用などについての文献調査を行なった。 科研研究員の矢嶋、安野は、バングラデシュ、パキスタンを中心に農村開発の現状について文献整理を行なった。 事務支援員の荒木は、研究会の資料整理を行なった。
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