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2005 年度 実績報告書

流行地域におけるSE36マラリアワクチンの臨床試験

研究課題

研究課題/領域番号 17256003
研究機関大阪大学

研究代表者

堀井 俊宏  大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (80142305)

研究分担者 有末 伸子  大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (00242339)
田井 久美子  大阪大学, 微生物病研究所, 教務職員 (00187907)
石橋 正英  (財)阪大微生物病研究会, 観音寺研究所, 所長(研究職) (70029776)
キーワードマラリアワクチン / SE36蛋白質 / P.falciparum / 臨床試験 / 疫学調査
研究概要

我々はSE36ワクチン治験製剤を開発してきたが、その実用化にはマラリアワクチンとしての効果判定を海外流行地域における臨床試験によって行うことが必要である。海外における臨床試験の実施場所はウガンダ北部の高度マラリア流行地域であるApacを予定している。本研究課題の目的は、ウガンダの高度マラリア流行地域における臨床試験の準備調査、及びその実施である。
本年度、9月26日から10月1日(現地27日-30日)にウガンダのカンパラにある医学生物工学研究所を訪問し、所長のThomas G.Egwangと現地での第I相臨床試験(Phase Ib)の打合せを行うとともに、サンプルの調整等の実験を行った。この打合せをもとに、11月7日から10日(現地8日-9日)にジュネーブにあるWHO-TDRにおいてSE36マラリアワクチン臨床試験のためのミーティングを開催した。参加者はWHO-TDR(世界保健機構-熱帯病特別プログラム)のDr.Karbwangk、WHO-IVR(同、ワクチン研究推進部)のDr.Reed、とDr.Egwang、及び本研究代表者である。国内における第I相臨床試験(Phase Ia)の結果の検討を行うとともに、これらに基づき、現地での第I相臨床試験(Phase Ib)の詳細な計画を検討した。このミーティングで、平成18年2月27-3月2日までウガンダのカンパラにおいて現地の臨床試験実施のための施設の整備と現地協力者の教育のための「SE36ワクチン臨床試験ワークショップ」を開催することを決めた。しかしながら、本年に入り、現地の大統領選が2月28日に予定されており、首都の情勢が不安可する恐れがあると現地のJICA事務所から連絡が入ったため、延期せざるを得なくなった。これにともない当初の予算執行計画に着いても変更を余儀なくされ、平成17年度科学研究費補助金(基盤研究(A))の直接経費使用内訳変更承認申請書し、国内の本課題に関連する研究設備の充実を図った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] High titers of IgG antibodies against Plasmodium falciparum Serine repeat antigen 5 (SERA5) are associated with protection against severe malaria in Ugandan children.2006

    • 著者名/発表者名
      Okech B., Mujuzi G., Ogwal A., Shirai H., Horii T., Egwang T.G.
    • 雑誌名

      Am J Trop Med Hyg. 74(2)

      ページ: 191-197

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Plasmodium falciparum serine-repeat antigen (SERA) forms a homodimer through disulfide bond.2005

    • 著者名/発表者名
      Sato D., Li J., Mitamura T., Horii T.
    • 雑誌名

      Parasitol Int. 54(4)

      ページ: 261-265

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Toll-Like Receptor 9 Mediates Innate Immune Activation by Malaria Pigment Hemozoin.2005

    • 著者名/発表者名
      Coban C, Ishii KJ, Kawai T, Hemmi H, Sato S, Uematsu S, Yamamoto M, Takeuchi O, Itagaki S, Kumar N, Horii T, Akira S
    • 雑誌名

      J.Exp.Med. 201(1)

      ページ: 19-25

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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