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2006 年度 実績報告書

異種情報提示技術の融合による遠隔共同作業環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 17300035
研究機関大阪大学

研究代表者

日浦 慎作  大阪大学, 基礎工学研究科, 助教授 (40314405)

研究分担者 佐藤 宏介  大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (90187188)
金谷 一朗  大阪大学, 基礎工学研究科, 助手 (50314555)
キーワードCSCW / プロジェクションベースMR / HMD / 不可視光投影 / 作業記録
研究概要

昨年度に達成した赤外線パターン光による作業過程の記録技術の応用として,今年度は,実作業を支援するための情報を自動的に生成しユーザに提示する手法について研究を行った.工業製品において曲面に覆われた形状のデザインをする際には,面のつながりや滑らかさを評価するために写り込みの連続性を視認により検討することがある.しかし実際にはクレイモデルはつやを持たないため,形状を変更する作業とその面を検討する作業を同時に行うことができなかった.そこで我々は赤外パターン光により作業中の対象物体の形状を刻々計測し,作業者が作業対象から手を離すとその作業対象へ周囲シーンの写り込みの映像を投影することで,視覚的には対象物体が周辺の様子を反射しているように感じられるようなシステムを作成した.周囲の光環境を取り込むためには球面鏡を用いたが,これを同時に作業者の頭部位置の計測にも用いた.作業者の頭部にLED光源を取り付け,その光源の写り込みを抽出し方位に変換することで,物体に写り込む周囲環境の像が頭部姿勢に応じて正しく変更されるようにした.結果として,モデリング作業とその形状の評価を繰り返し行うことができ,形状デザインに有用なシステムであるという知見を得た.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Germination of the Active Lighting : An Introduction and Brief History of Our Research2006

    • 著者名/発表者名
      Shinsaku Hiura, Kosuke Sato, Ichiro Kanaya
    • 雑誌名

      PROCAMS2006 2006

  • [雑誌論文] プロジェクタ・カメラシステムの概観と研究動向2006

    • 著者名/発表者名
      日浦慎作, 向川康博
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 2006-CVIM-156

      ページ: 49-60

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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