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2005 年度 実績報告書

意味空間への情報マッピングに基づくクロスメディア検索に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17300036
研究機関徳島大学

研究代表者

北 研二  徳島大学, 高度情報化基盤センター, 教授 (10243734)

研究分担者 黒岩 眞吾  徳島大学, 工学部, 助教授 (20333510)
獅々堀 正幹  徳島大学, 工学部, 助教授 (50274262)
柘植 覚  徳島大学, 工学部, 講師 (00325250)
キーワード情報検索 / マルチメディア / クロスメディア / 情報システム / 機械学習
研究概要

1.高精度なクロスメディア検索モデルの開発
マルチメディア・コンテンツの特徴量(たとえば、画像の色やテクスチャ等に関する特徴量)とコンテンツに付与された言語的なメタ情報との間の相関関係を正準相関分析に基づき学習することにより、メタ情報の付与されていない未知コンテンツに対する意味を推定するモデルに関し研究開発を行った。また、このモデルの高精度化として、サポートベクターマシン等で用いられているカーネル特徴空間上で特徴量とメタ情報との相関を推定するカーネル正準相関分析に関し検討した。
2.言語・画像メディア間のクロスメディア検索
上記で研究した正準相関分析に基づくクロスメディア検索モデルを用いて、与えられたキーワードからそのキーワードに関連した画像を検索する言語・画像メディア間のクロスメディア検索システムを試作した。評価実験では、Corel画像データベースから抽出したカラー写真画像1000枚を用い、特徴量としてはLUV色特徴量を用いた。学習データに対する精度はきわめて高いが、未知データに対しては十分な精度が得られなかったため、今後、カーネル特徴空間上でのモデルを用いた手法で評価を行う。
3.言語・映像メディア間のクロスメディア検索
映像内の字幕(テロップ)を解析することで、与えられた検索質問キーワードが出現する映像シーンを高精度かつ高速に検索する手法について研究開発を進めた。開発した手法では、検索キーワードに含まれている文字が映像内のどの字幕に存在しているかを字幕内の文字画像特徴量と検索キーワードに対応する文字画像特徴量との距離計算に基づいて決定する。文字画像特徴量は多次元ベクトルで表現されるため、高速な検索を行うために各字幕画像特徴量を多次元索引化することで、検索キーワードの文字画像特徴量との距離を近傍検索し、検索キーワードが出現する映像シーンを高速に検索するシステムを開発した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] WWW画像検索システムを用いた関連語の自動収集手法2005

    • 著者名/発表者名
      竹安真紀夫
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 2005-NL-170

      ページ: 45-51

  • [雑誌論文] 出現URLの類似性に着目したWWW空間からの関連語自動収集手法2005

    • 著者名/発表者名
      山本一晴
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 2005-NL-170

      ページ: 127-134

  • [雑誌論文] Image Feedback Retrieval Based on Vector Space Model Transformation2005

    • 著者名/発表者名
      Luo Xin
    • 雑誌名

      Information Retrieval Technology(Springer Lecture Notes in Computer Science) No.3689

      ページ: 616-625

  • [雑誌論文] 検索質問と字幕との文字画像特徴量間の距離に基づく映像シーン検索手法2005

    • 著者名/発表者名
      西川伸紀
    • 雑誌名

      画像の認識・理解シンポジウム MIRU2005

      ページ: 707-714

  • [雑誌論文] 画像領域に対する言語メタデータ自動付与手法2005

    • 著者名/発表者名
      小泉大地
    • 雑誌名

      画像の認識・理解シンポジウム MIRU2005

      ページ: 1436-1441

  • [雑誌論文] Simple PCAを用いたベクトル空間情報検索モデルの次元削減2005

    • 著者名/発表者名
      黒岩眞吾
    • 雑誌名

      電気学会論文誌C Vol.125, No.11

      ページ: 1773-1779

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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