研究課題/領域番号 |
17300078
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
植松 貞夫 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 教授 (50134250)
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研究分担者 |
永田 治樹 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 教授 (40124200)
宇陀 則彦 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 助教授 (50261813)
松林 麻実子 筑波大学, 大学院図書館情報メディア研究科, 講師 (10359581)
岸田 和明 駿河台大学, 文化情報学部, 教授 (90234210)
兼宗 進 一橋大学, 総合情報処理センター, 助教授 (00377045)
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キーワード | メタデータ / 機関リポジトリ / OAI-PMH / 横断利用 / メタデータスキーマ / Dublin Core |
研究概要 |
平成17年度は複数の機関リポジトリのメタデータを収集し、横断検索するための実験環境を構築した。実験環境には機関リポジトリ構築において広く使われているソフトウェアDSpaceを用い、メタデータハーベスティングプロトコルOAI-PMH(Open Archive Initiative : Protocol for Metadata Harvesting)を介してメタデータを収集した。Dspaceはマサチューセッツ工科大学(MIT) とヒューレットパッカードが共同開発したオープンソースのリポジトリ構築ソフトウェアである。DSpaceでは、標準で各種データ(PDF/HTML/JPEG/MP3等)の投稿機能、投稿の際に付与されたメタデータの検索に対応し、OAI-PMHに基づいたメタデータハーベスティングが可能である。メタデータの収集先は原則OAI-PMHに則った機関とするが、その他のメタデータ、例えば書誌データ的なものも取り込めるようにした。今回は実験的に日本図書館情報学会作成の文献目録データベースBIBLISと筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター作成のULIS COREを対象とした。OAI-PMHでメタデータを収集できる機関は、400以上あり、Open Archive Initiativeのサイトにそのリストがある。 DSpaceには自動的にメタデータを収集する機能はないので、この部分は新規に作成した。メタデータの収集先は必要に応じて登録、削除が行えるようにし、一旦登録したなちば、定期的にメタデータを収集するようになる。収集の周期も日にち単位で指定できる。収集したメタデータはDSpace内のDBMS PostgreSQLに格納するが、この際、メタデータスキーマを統一する必要があるため、各機関のメタデータスキーマをDSpaceのスキーマに変換する機能を実装した。収集および変換の結果(成功/失敗)は収集先ごとに電子メールで管理者に通知する。
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