研究分担者 |
山口 和範 立教大学, 経営学部, 教授 (60230348)
竹内 光悦 実践女子大学, 人間社会学部, 講師 (60339596)
村上 征勝 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (00000216)
藤井 良宣 宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (10218985)
藤原 丈史 東京情報大学, 総合情報学部, 講師 (60348456)
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研究概要 |
本研究は,大きく次の7テーマ((1)社会における統計需要度調査計画・実施,(2)初等・中等教育における統計教育の国際比較,(3)小中高における検定教科書内容検討,(4)海外の統計学協会が公表する教育指針の比較分析,(5)ISI多言語対応統計用語データベースの公開,(6)社会における高度専門職としての統計家の実態調査,(7)統計教育の情報化のためのe-learningモデル構築)の下で,研究を行っている。とくに本年度は,(1)に関して,常用雇用規模1000人以上の全企業,500人以上の全公営団体を対象に,『データ分析と統計知識の需要度調査』を実施し,社会における統計教育に対する細分化したニーズと学校教育における達成度に関して計量的な分析を加え,その結果を国内外の学会で報告した。また,(2),(3),(4)に関しては,諸外国の統計教育のナショナルガイドラインを比較表にまとめ,日本の統計教育の現状と課題と共にその研究成果を,日本数学教育学会シンポジウム"学習指導要領の改訂に向けて",統計関連学会連合大会企画セッション"統計教育におけるカリキュラムと教材,評価システムの国際比較-国際標準化に向けて-"において,また,リスボンで開催された国際統計協会での統計教育招待セッション,中国赤峰で開催された高等統計教育国際会議においても招待論文として報告した。とくに,国際統計協会統計計算分科会アジアセクション特別会議で,統計教育の招待セッションをオーガナイズし,中国,フランス,韓国の統計教育研究者の講演を交え,統計教育の国際比較を踏まえて標準化への討議を行った。また,新学習指導要領が目指す統計活用力の育成をテーマにしたシンポジウムおよびワークショップを開催した。(5)と(7)に関しては,それぞれインターネット上のサイトとして公開を始めた。
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