研究課題
基盤研究(B)
レンチウイルスベクターを産生する時の培養条件の違いにより、ウイルス粒子の小脳プルキンエ細胞に対する親和性が異なることを明らかにした。すなわち、ウイルス回収時の培養液のpHが7.2以上であるとプルキンエ細胞に対する親和性が高く、pH7.0以下だとバーグマングリアに対する親和性が高まる。プルキンエ細胞のGluR2 Ser880がリン酸化しないマウスの作出以下の2種類のトランスジェニックマウスをかけ合わせて得る。(1)L7プロモーター制御下で、プルキンエ細胞特異的にリバーステトラサイクリントランスアクチベーター(rtTA)を発現するマウス。(2)tetracycline responsive element(TRE)融合最小CMVプロモーターの下流に、GluR2 K882AおよびIRES-GFPを配置した遺伝子を持つトランスジェニックマウス。TRE-最小CMVプロモーター-GluR2 K882Aマウスは4ライン、コントロールとなるTRE-最小CMVプロモーター-GluR2(野生型)マウスは3ライン得ることができた。現在、得られたトランスジェニックマウスを繁殖させて数を増やしているところである。L7-rtTAマウスに関しては、6ラインを得ることができた。このうち2ラインはプルキンエ細胞に選択的にrtTAを発現していること、その2ラインのマウス小脳にTRE-最小CMVプロモーター-GFPを搭載したレンチウイルスベクターを接種し、ドキシサイクリンを与えることでプルキンエ細胞に限局してGFPを発現することを確認した。現在、TRE-最小CMVプロモーター-GluR2 K882Aマウス(4ライン)とTRE-最小CMVプロモーター-GluR2(野生型)マウス(3ライン)が増えてきたので、L7-rtTAマウスとかけ合わせている。
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