• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

内在性蛋白質分解カスケードの賦活によるポリグルタミン病の治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 17300109
研究機関新潟大学

研究代表者

山田 光則  新潟大学, 脳研究所, 助教授 (30240039)

研究分担者 小野寺 理  新潟大学, 脳研究所, 助教授 (20303167)
高橋 均  新潟大学, 脳研究所, 教授 (90206839)
キーワードポリグルタミン病 / 病理 / 動物実験 / 蛋白質解析 / 遺伝子発現
研究概要

申請者らは,ポリグルタミン病の一種である歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)の剖検脳において、下オリーブ核肥大を合併している症例に遭遇し、肥大した神経細胞核で、選択的に変異蛋白質の核内蓄積が消失していることを発見した。ポリグルタミン病の変異蛋白質を分解除去する分子を解明することを目的として、マウスに片側性の下オリーブ核肥大を実験的に作成し、肥大部位における発現分子を解析した。生後8週齢の雄マウスを対象として麻酔下に左小脳核の一部を障害、術後4週に延髄下オリーブ核を左右別々に採取し、凍結保存した。肥大側と対側で蛋白レベルでの発現の相違をEttan^<TM> DIGE(2-D Fluorescence Difference Gel Electrophoresis)システム(Amersham社、当脳研究所現有)により検討した。現在までのところ、肥大下オリーブ核優位に発現が増加している蛋白質を4種類特定し得た。これら分子種に関して、実際の発現プロフィールをマウス実験脳で免疫組織化学的に解析中である。また、肥大神経細胞で発現の亢進している分子に関しては、上記の二次元電気泳動解析システムで解析を継続している。一方、GeneChip解析から発現亢進が示唆されたmRNA発現遺伝子群について、機能が未知の分子に関しては、ホモロジー解析、モチーフ解析を進め、その機能の推定を行っている。また、下オリーブ核肥大領域における蛋白質の経時的発現のデータを解析するため、上記と同様の動物実験系でサンプリングを進行中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Mammalian E4 is required for cardiac development and maintenance of the nervous system.2005

    • 著者名/発表者名
      Kaneko-Oshikawa C
    • 雑誌名

      Mol Cell Biol 25・24

      ページ: 10953-10964

  • [雑誌論文] ポリグルタミン病における神経細胞変性機構2005

    • 著者名/発表者名
      山田 光則
    • 雑誌名

      実験医学 23・15

      ページ: 198-205

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi