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2005 年度 実績報告書

嚥下リハビリテーションを目的とした喉頭運動の非接触型測定装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17300181
研究機関新潟大学

研究代表者

林 豊彦  新潟大学, 自然科学系, 教授 (40126446)

研究分担者 中村 康雄  新潟大学, 自然科学系, 助手 (00323957)
キーワード嚥下 / 生体計測 / 高齢社会 / 誤嚥 / 嚥下障害 / 嚥下リハビリテーション
研究概要

1.喉頭運動検出器の設計・製作
反射型フォトセンサは,近赤外線発光ダイオードとフォトダイオードとの対からなり,反射面で反射した光をフォトダイオードが検出する.その反射光の強度がセンサ/反射面間距離の2乗に反比例することを利用すれば,反射面までの距離を推定できる.このセンサを1次元配列し,反射面までの距離を同時計測すれば,面の1次元形状が測定できる.はじめに,12個の反射型フォトセンサを縦に配列した検出部と,このセンシング部を前頸部に固定するアダプタを製作した.
2.測定システムの構築
センサの駆動・検出回路を自作し,A/Dコンバータを介してパソコンとオンラインで接続した,さらに,データの収集と表示のためのコンピュータ・プログラムを開発した.
3.筋電図・嚥下音との同時測定システムの構築
筋電計と嚥下音測定装置は従来のものを再利用した.両データともA/D変換器を介してパソコンに入力し,喉頭運動データと同時測定する.データ処理・分析を行う次の3つのプログラムを開発した:1)全データを表示するプログラム,2)喉頭運動検出器データ列を補間することにより喉頭位置を検出するプログラム;3)喉頭位置・筋電図,咬合音の同時測定データから運動パラメータを算出するプログラム.
さらに,基礎実験として,1)センサのキャリブレーション,2)垂直移動距離の測定精度評価,3)水平移動距離の測定精度評価を行った.その結果,垂直移動距離の精度は,分解能0.16mm,絶対誤差0.12mm,水平移動距離の精度は,分解能0.55mm,絶対誤差0.43±0.34mmであった.これらの精度は,本装置の使用目的に対して必要かつ十分である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 嚥下時における前頸部の皮膚面形状変化を利用した喉頭運動の分析2005

    • 著者名/発表者名
      村山愛, 林豊彦, 中村康雄, 道見登
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 Vol.111

      ページ: 41-44

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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