• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

次世代パターンメーキング教育のためのアパレルCADe-ラーニングシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17300230
研究機関和洋女子大学

研究代表者

山本 高美  和洋女子大学, 家政学部・服飾造形学科, 講師 (10327182)

研究分担者 藤代 一成  東北大学, 流体科学・研究所, 教授 (00181347)
坂元 章  お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (00205759)
キーワード被服構成学 / 教育工学 / パターンメーキング / CAD / eラーニング
研究概要

本研究は,被服構成学における次世代のパターンメーキング教育として,アパレルCAD教育のためのeラーニングシステムを開発することを目的とする.eラーニングシステムは,これまでに開発したアパレルCAD教育カリキュラム,授業用テキスト,短時間で各自のパターンが作成できる自動作図機能に基づいている.本年度は、特にeラーニングシステムの開発,およびそれぞれの評価にポイントをおいた.
eラーニングのカリキュラムの特徴は,1.CADの基礎科目の内容を基にして,パターンメーキング,グレーディング,マーキング等の教育内容を網羅し,その理論と技能を指導できる.2,デザイン画を忠実にパターンに再現できる能力を育成するために,デザイン画の把握,パターンと人体との関係,作図の知識・技能について指導できるようにする.3.履修者のレベルに合わせた,レベル別プログラムを作成する,初心者をベースにし,中級者,上級者に対応する実習内容を設ける.eラーニングのためのカリキュラムとして,本プログラムは学習者のニーズに合わせた教育が可能である.
特に,パターンナー養成までを視野に入れ,パターンナーとして必要であるデザイン画の把握や人体とパターンの関わりについて,空間構成能力育成教材を用いて解説した.また,パターンの基礎的な引き方等は,自動作図機能やCAD教育用テキストを参照できるようにした.
ユーザ評価は,eラーニングの使用の前後に行った確認テスト,およびアンケート,である,さらに,専門家の評価としてアンケートとインタビュー調査も行った.その結果,事前と事後に行った確認テストにより,本eラーニングシステムおよび空間構成能力育成教材について学習上の効果が概ね確認できた.また,アンケートでは,全体的に評価が良好であった.特に,本システムの工夫した点である自動作図機能や,空間構成能力を育成する部分について良い評価が得られた.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] アパレルCAD教育のためのe-ラーニングシステムのプロトタイピング2005

    • 著者名/発表者名
      山本 高美, 土井 美鈴, 藤代 一成, 坂元 章
    • 雑誌名

      日本家政学会第57回大会研究発表要旨集

      ページ: 116

  • [雑誌論文] 対話型再進化計算に基づくアパレルデザイン支援におけるブラウジング手法2005

    • 著者名/発表者名
      土井美鈴, 山本 高美, 藤代 一成
    • 雑誌名

      科学技術レターズ 4

      ページ: 173-176

  • [雑誌論文] アパレルCADeラーニングシステムの開発と評価2005

    • 著者名/発表者名
      山本 高美, 坂元 章, 赤坂 瑠以, 藤代 一成
    • 雑誌名

      日本教育工学会第21回全国大会講演論文集

      ページ: 489-490

  • [雑誌論文] Development of Pants Slopers with Automatic Drafting Functions and Human Body Measurement for Use in Apparel CAD Education2005

    • 著者名/発表者名
      Takami Yamamoto, Misuzu Doi, Issei Fujishiro
    • 雑誌名

      CAD/Graphics 2005,IEEE Computer Society Press

      ページ: 193-198

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi