研究概要 |
昨年に引き続き、Dr. Imran Ho Abdullah(Centre for Academic Advancement,Universiti Kebangsaan Malaysia)との研究面における連携をより一層深める努力を継続した。マレーシアの科学教育においそ英語"nature"と等価とされるマレー語"alam"と連合関係をなす単語群収集の目処を立て、当該報告書作成現在(平成20年4月)その成果が一部得られている。更に、いうまでもなくこの比較研究は、日本語「自然」と英語"nature"との比較研究をより一層深いものにするはずである。又、"A way of cultivating pupils'metacognition in forming subject-conscious mind based on anti-essentialism"と題する口頭発表をUniversiti Brunei Darussalamにおける国際学会において、"HOW TO COUNTERACT DISTORTING EFFECTS OF THE INSTRUCTIONAL LANGUAGE ON SCIENCE EDUCATION IN NON-WESTERN NATION-STATES"と題する口頭発表をICASE2007においてそれぞれ行った。(川崎) 昨年度の成果を受けて、特に今年度は、新設の東アジア科学教育学会の組織を利用し、カルチュラル・スタディに興味を持つ科学教育研究者のネットワークの発展に努力した。(小川) 昨年に続き、フィリピンの学校や教員研修機関との関係を深めた。加えて、日本小学校理科教科書をデータ化し,疑問文の特徴を分析した。その結果、日本の理科授業に埋め込まれている行動規範や授業内容が明らかになりつつある。(隅田)
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