研究概要 |
[1]以下の機能を実現する学習システムの各コンポーネントのテストと修正を行った。(i)教師はWebからアルゴリズムエディタで必要な語彙セットを定義しつつ標準アルゴリズムを作成。(ii)学習者が課題をWebからオンデマンドで閲覧。(iii)学習者がWebからアルゴリズムエディタを立ち上げてアルゴリズムを作成。(iv)学習者がWeb上でアルゴリズムコンパイラを用いてアルゴリズムファイルから実行ファイルを作成。(v)学習者がアルゴリズムをレポートメールに添付して提出。(vi)教師がアルゴリズムの照合結果をWebからビューアを立ち上げて閲覧。必要なコメントは直ちに学習者にメールで 連絡できるようにメーラと連動。(vii)学習者がテキストエディタを使って作成したソースプログラムをレポートメールに添付して提出。提出されたソースファイルは,自動的にgccと品質保証ツールにかけられ,結果はWebから確認できる。(viii)ソースファイルは学習者が提出したアルゴリズム,標準アルゴリズムと照合されDBに蓄積される。(ix)教師が照合結果をビューアから閲覧。コメントは学習者にメールで連絡できるようにメーラと連動。(x)教師はWeb上で,アルゴリズム,ソースプログラムの照合結果とレポートおよびメールでのやり取りの履歴をWebから閲覧し,総合評価を判定して採点することができる。 [2]申請者が所属する静岡大学情報学部の「プログラミング」「アルゴリズムとデータ構造Iおよび演習」「同IIおよび演習」の担当教員を対象に利用テストを行ない,採点支援効果を確認した。
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