研究課題
基盤研究(B)
[1]以下のコンポーネントを構築・拡張し、これらを組み合わせてネットワーク上で動作する総合学習支援環境を構築した。アルゴリズムエディタ・これまでに開発したアルゴリズムエディタをユーザビリティの観点からチェックし、初学者でも容易に使えるように改善した。・アルゴリズム記述用の語彙セットを出題者が問題に合わせて自由に設定し、それを用いてアルゴリズムを記述できる機能を設計・実装した。アルゴリズムコンパイラ・出題者が定義した語彙セットを用いて記述されたアルゴリズムにも対応できるように拡張した。アルゴリズム-ソースコード照合機構・照合機構の処理速度の向上をはかるため、照合アルゴリズムを見直し、処理時間短縮のためのヒューリスティックスを埋め込んで高速化した。・アルゴリズム記述中に評価対象外部分を指定可能とし、指定部分を除いて照合を行えるように照合機構を拡張した。照合結果ビューア・照合結果ビューアに必要な基本機能を実装し、さらにユーザビリティの向上のための改善を行った。教育用プログラム品質保証ツール・市販されている組み込み用コード品質検証ツールと初等教育に必要なチェック項目との乖離を埋めるために、教師が必要なチェック項目とチェック結果に応じたコメントを指定するツールを開発した。またツールによる指摘事項を初学者である学習者に理解しやすく提示するためのフィルタを設計し、実装した。[2]以下のシステム評価を行った。・アルゴリズムエディタでアルゴリズムを記述させ、アルゴリズムコンパイラで実行ファイルを生成し、動作確認を行ってからソースコードを記述するという流れを一部授業で実践し、学習者の反応や作業手順を観測し、本方式の有効性を評価した。・大学における初等・中東プログラミング教育の担当教員(複数)を被験者として、評価支援システムの利用テストを行ない、採点支援効果を確認した。
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教育システム情報学会誌 Vol.24,No.3
ページ: 167-186
ICCE2007, Supplementary Proceedings: Poster
ページ: 47-48
Knowledge Management for Educational Innovation"(A. Tatnall, T. Okamoto and A. Visscher eds.)
ページ: 203-210
Transactions of Japanese Society for Information and Systems in Education Vol.24, No.3
ICCE2007,Supplementary Proceedings : Poster
Knowledge Management for Educational Innovation", (A.Tatnall), (T.Okamoto) and (A.Visscher eds.) (Springer Verlag)