研究分担者 |
村山 功 静岡大学, 教育学部, 教授 (40210067)
稲垣 成哲 神戸大学, 大学院・人間発達環境学研究科, 教授 (70176387)
大島 律子 静岡大学, 情報学部, 准教授 (70377729)
中山 迅 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (90237470)
山口 悦司 宮崎大学, 教育文化学部, 准教授 (00324898)
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研究概要 |
本研究の目的は,「知識構築としての学び(Learning as knowledge building)」の概念に基づいて,我が国の総合的な学習の時間で実施可能な知識構築としての学習群をデザインする事である。プロジェクトの三年目にあたるH19年度は,Marlene Scardamaliaの提唱する「知識構築としての学びの12の決定要因」(Scardamalia,2002)を我が国の学校教育レベルの教育目標として記述できるレベルに簡易化した教育学的原則に則って具体的な学習カリキュラムを設計し,実証的検討を行った。 具体的には「酸性雨」と「電磁石」について総合的な学習の時間として実施するためにその学習内容をデザインし,コミュニケーションの道具としてCSCLテクノロジを利用して実践した。内容理解において,以前に実施した同じ単元における学習成果との比較を行ったところ,その教授デザインの学習効果の向上が明らかになった。また,こうした授業実践をより教師教育の教材として利用するための電子化について,その枠組みを検討した。
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