研究課題
インターネット上の遠隔講義には、リアルタイムの同期型とVODなどの非同期型がある。リアルタイム双方向型の講義では、学生-教師間のコミュニケーションが保証されるが、遠隔講義の利点である時間的空間的自由度のうち、「時間的」自由度が制限される。これに対して非同期型は、時間的空間的自由度が高いが、教師-学生、学生同士のコミュニケーションが欠落するという問題点がある。そこで、本研究では、非同期型システムの利点を維持しつつ、コミュニケーションを支援するシステムを開発することを目的としている。平成18年度に具体的に実現した内容は、(1)実際には同じ時間帯に学習していない学生同士が、e-Learning Systemの教材の学習進行に沿って行われた質疑応答を共有でき、仮想的集団学習を実現できるシステムを開発して、実際の大学講義で「半期×2」の長期的運用を行った。(2)非同期で学習している学習者同士のコミュニケーションを支援し、情報共有を促進するための機能(簡単Trackback機能、類似記事提示機能)を有するBlogを開発し、長期的運用を行った。(3)e-Leaming Systemで学習中の感情を発信できる機能、学習したい場面のみを視聴できる部分視聴支援機能、孤独に陥りがちな学習者を支援するために学習者同士が評価しあえる機能等を付加した。(4)企業内教育システムにおいて、熟練技能者が若手技能者の技能を客観的に評価できる技能マップを開発した。であった。19年度は、18年度の中・長期的運用結果をふまえて、さらに必要な機能を検討し、システムを最終的に完成して評価する予定である。
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すべて 雑誌論文 (21件)
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