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2006 年度 実績報告書

インターネットにおける検索リテラシー行動の解明:心理学的手法を用いた学際的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17300278
研究機関神戸学院大学

研究代表者

三浦 麻子  神戸学院大学, 人文学部, 助教授 (30273569)

研究分担者 藤原 伸彦  鳴門教育大学, 地域連携センター, 助教授 (60333564)
山下 耕二  (独)情報通信研究機構, 第二研究部門知識創成コミュニケーション研究センター, 有期研究員 (50392717)
キーワード情報検索 / インターネット / 協調作業 / 視線探索
研究概要

2名の協同場面によるインターネットを用いた情報検索を想定した実験を実施し,データの収集・分析を行った.A)検索のためのキーワードがどのように選定されるのか,B)情報探索者の既有知識とそれまでの検索結果がキーワード選定にどのように関わっているのか,C)キーワードの取捨選択における判断基準として何が用いられているのかを検討するため,検索行動について,1)デジタルビデオカメラによる録画とPCの画面記録による検索状況および検索画面の記録,2)言語プロトコル収集と,3)帽子型アイカメラによる視線探索方向の計測を行った.検索課題は,心理学に関連するもの(色の残効現象を体験させ,それを説明する心理学用語を検索させる)と心理学に関連のないもの(都道府県市町村の境界となる記号の図版を見せ,その図版の名称を検索させる)を用いた.実験参加者は,神戸学院大学の大学生34名(17組)であった.課題遂行中の実験参加者には帽子型アイカメラを装着させ,検索中の視線探索状況を計測した.検索は2名の協調作業として行わせた.検索方略の決定やキーワード選定にどのような要因が関わっているのかを明らかにするために,課題遂行中の言語プロトコルを収集した.ビデオカメラによる録画記録と,PCの画面記録の双方を参照しながら,研究代表者・分担者が共同して,先行研究によって得られた検索行動カテゴリーに基づいた分類・整理を行った.これらのデータを各々,そして相互の関連について,特に検索中のキーワード選定に着目した分析を行うことによって,協同遂行時の探索者の思考プロセスをモデリングすることを試みた.

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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