研究課題
重点調査対象流域として、犀川水系梓川流域の前川(北アルプス:乗鞍岳源流域)と天竜川水系小黒川流域の小流域(中央アルプス:木曽駒ヶ岳)を設定し、必要な観測機器を設置した。両流域では時間分解能が高く長期間にわたる水・物質循環過程を研究する予定である。今後、気象・水文観測により水収支を明らかにし、降水、土壌水、地下水、河川水の継続的な採取・分析により水・物質循環過程を明らかにする。降水としては、林外降水のみならず林内降水も採取し、雨については樹幹流も採取している。冬期間には、海岸部から山岳域まで含めた調査対象地域全域で新雪の採取を行っている。冬型の気圧配置による事例と南岸低気圧による事例での試料を採取できるように採取地点を調整している。さらに、高山域において積雪の表層から地表面までの全層採取を3センチメートルの厚さごとに行い、化学分析を行っているところである。今後、積雪全層の水素・酸素安定同位体比と化学主成分濃度の分析を行うことにより、その地点での降雪による水および化学主成分の起源やインプット量の時間変動を明らかにすることができる。
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