• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

持続可能な交通の実現に向けた革新的政策の策定の道筋の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17310024
研究機関上智大学

研究代表者

柳下 正治  上智大学, 大学院・地球環境学研究科, 教授 (40335021)

研究分担者 早瀬 隆司  長崎大学, 環境科学部, 教授 (40301361)
島田 幸司  立命館大学, 経済学部, 教授 (70367986)
杉山 和一  長崎大学, 環境科学部, 助教授 (80253631)
松橋 啓介  (独)国立環境研究所 PM2, 5・DEP研究プロジェクト, 主任研究員 (20291049)
キーワードEST / 環境政策 / 交通需要マネジメント / バックキャスティング手法 / 参加型会議
研究概要

本研究は、全国レベル及び地域レベルにおけるステークホルダーの参加による参加型会議の開催を通じて、中長期的な視点から交通部門における温室効果ガス排出量を削減するための交通システムの将来像と変革システムを描き、変革に立ちふさがる利害関係や隘路を発見し、これらを基に将来に向けての中長期的政策シナリオ及び合意形成の道筋を描き出すという革新的政策手法の開発を提案するものである。
平成17年度は、3カ年間の研究の基礎を固める初年度として、以下の研究を実施した。
1.研究の枠組の決定と実施計画の策定
2.ESTに関する先行研究レビュー
3.長期的視点に立ったESTの討議に必要な基礎情報等の整理・分析
4.参加型会議手法取組事例のレビューと、採用する参加型会議手法の検討
5.全国レベルの参加型会議の第1回会議の開催
(平成17年度ESTモデル事業に参画し、2006年3月17〜18日に開催)
6.地域レベル(長崎県域)における参加型会議の開催準備(人選・方針の検討)
7.政策手段評価モデルの構築に関する研究
平成17年度において実施した基礎固めの段階の研究成果を踏まえ、平成18年度では以下のように発展させる。
・全国レベルでは、第1回会議で明らかになった成果を活用・発展させ、「参加型会議のような参加的手法は、ESTの実現に向けた革新的な政策形成における根本的な隘路・障壁を明らかにし、論点を抽出するに資する手法である」という仮説を、全国レベルのステークホルダーによる参加型会議を通して検証する。
・地域レベル(長崎県域)では、「ESTの実現に向けた革新的政策のための合意形成は、具体の利害が絡まない限り必要な情報を共有することによって歩み寄ることが可能である」という仮説を、地域レベルのステークホルダー及び市民による参加型会議を通して検証する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 京阪神大都市圏における小地域別トリップ・エネルギーと土地利用特性2005

    • 著者名/発表者名
      松橋啓介
    • 雑誌名

      長期的な戦略による効率的な道路交通システムの実現施策 日交研シリーズA-397

      ページ: 1-16

  • [雑誌論文] エネルギー消費と人工密度2005

    • 著者名/発表者名
      松橋啓介, ジェフリー・ケンワーシー
    • 雑誌名

      都市計画 255

      ページ: 20-23

  • [図書] 地球環境システム「自然と社会環境のための工学-新たな土木工学の体系-」第10巻(第5章「市場経済制度がもたらす地球環境変化」分担執筆)2006

    • 著者名/発表者名
      土木学会(早瀬隆司)
    • 出版者
      土木学会監修、朝倉書店(編集印刷中)
  • [図書] 環境要覧2005/2006(解説2「経済社会のエコロジカルな展開に向けてのわが国の環境政策」分担執筆)2005

    • 著者名/発表者名
      (財)地球・人間環境フォーラム(柳下正治)
    • 総ページ数
      272
    • 出版者
      (財)地球・人間環境フォーラム発行、古今書院

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi