研究課題/領域番号 |
17310145
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
清水 宏祐 九州大学, 人文科学研究院, 教授 (50114799)
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研究分担者 |
堀 直 甲南大学, 文学部, 教授 (80140391)
小松 久男 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (30138622)
林 佳世子 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (30208615)
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キーワード | 現地調査 / 映像資料 / デジタル化 / 情報共有 / ネットワーク / データベース / イスラム / トルコ系諸民族 |
研究概要 |
2回の研究会(2005年7月27日於:九州大学、2006年1月27日於:東京外国語大学)を開催し、3年間の研究の基本方針を決定し、初年度の計画遂行を軌道に乗せた。 具体的な研究実績は、以下の通り: ○調査ビデオ映像のデジタル化にあたっての、基本フォーマットを決定した。フォーマットは、DVDレコーダの規格ではSPモード、研究者相互の交換に使うメディアはDVD-RAMによることとした。 ○マスター・データHDDに調査ビデオからプログラムを220項目入力した(160GB相当)。 ○このプログラムをHDDに書き込んだDVDレコーダを各研究分担者に配当し、それぞれが映像を任意に取り出し、研究・検討した上、DVD-Rに焼きこんでプレゼンテーションにも活用できるシステムを開発した。 ○プログラムの項目ごとにタイトルを決定し、これを入力した文字データファイルを作って、データベース化にむけての枠組みを設定した。 ○HDDに収納した映像をプロジェクタで投影してプレゼンテーションを行った(2回の研究会および9月23日に行われた国際ワークショップ「内陸圏海域圏交流ネットワークとイスラム」(於九州大学)にて)。これには、国際的な反響を得た。 ○DLPによる映像投射のためのアップコンバート、アップスケーリング技術を開発した(RGBコンバータを使用)。 ○コンピュータによるデジタル化と、記憶容量の500GB化にむけての基礎作業を行った。 ○外付けHDD(250GB+250GB)に映像情報を記録し、高速情報交換を可能にするよう努めた。 ○各研究協力者の所有する映像情報のデジタル化を開始した ○研究代表者、研究協力者以外の研究者からも映像情報の提供を受け、その一部をデジタル化した。 ○研究の成果を公表するホームページを立ち上げ、広く情報を公開することとした(九州大学文学部イスラム文明史学研究室から「科学研究費による調査・研究」に入る) 次年度の海外調査についての打ち合わせも行い、順調に計画は進展している。
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