研究課題/領域番号 |
17310145
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
清水 宏祐 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 教授 (50114799)
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研究分担者 |
堀 直 甲南大学, 文学部, 教授 (80140391)
小松 久男 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (30138622)
林 佳世子 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (30208615)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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キーワード | 現地調査 / 映像資料 / デジタル化 / 情報共有 / データベース / デジタルアーカイヴ / イスラム / トルコ系諸民族 |
研究概要 |
過去の海外調査で収録した100本以上のビデオ映像をデジタル化し、HDDに収納して、プログラム名を付け、見たい箇所をすぐに検索して提示できるシステムを構築した。 プログラムは200以上に及び、バザールでの商取引の比較映像(新彊、トルコ、エジプト)では、手を握って交渉し、合意に達すると離すという、イスラーム世界特有のバイアという手続きを即座に、、見比べることができるようになった。また、バザールの商店構成が年とともに変化する情況を比較したり、市壁が新たに改修される様子を、新旧の比較対象が行えるようにプログラムした。 12月9日の九州史学会は、各研究者から趣旨説明、個別報告が行われた。各種の映像資料の提示は、大きな反響を呼び、「今日、ここから新しい映像歴史学が誕生した」との印象を与えるものであった。この成果を生かし、さらに映像の集積と分析を行い、映像資料を歴史史料として定着させる努力を続ける所存である。成果の全容は、報告書『現地調査で収録したビデオ映像のデジタル化と情報共有ネットワークの構築』として刊行した。
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