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2006 年度 実績報告書

アフリカにおけるメディアの発展と社会変容

研究課題

研究課題/領域番号 17310150
研究機関龍谷大学

研究代表者

大林 稔  龍谷大学, 経済学部, 教授 (70257822)

研究分担者 落合 雄彦  龍谷大学, 法学部, 教授 (30296305)
松浦 さと子  龍谷大学, 経済学部, 助教授 (60319788)
戸田 真紀子  天理大学, 国際文化学部地域文化研究センター, 教授 (40248183)
栗本 英世  大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (10192569)
船田クラーセン さやか  東京外国語大学, 外国語講座, 講師 (70376812)
キーワードアフリカ / メディア / 情報アクセス / 民主化 / 紛争 / 貧困
研究概要

本年度は、市民メディアの専門家を新たにメンバーに加え、国内調査及びセネガル、エチオピア、ルワンダでの調査を実施した。市民メディアの専門家が現地調査をしたことによって、メディアについての調査が進行した。この調査には現地事情に精通している若手研究者を同行したことにより、研究効率の向上が見られた。
これまでの調査研究結果の概要は以下の通りである。
1.国内研究:共同研究員はみな多忙であり,会議に全員の参加が難しいため,ネットを活用して出席可能なメンバーによる会議を適宜開催した。また,各自収集した文献や現地調査で収集したデータの整理・分析を進めた。
昨年度より参加した市民メディア担当共同研究員(松浦)が現地調査を実施,メディア専門家の視点からの報告は全体の研究に新しい視座を提供した。また松浦共同研究員にとっても,アフリカにおけるメディアについての調査は,重要な経験となった。本共同研究がメディア研究とアフリカ研究の接点として,大きな意義があることが確認された。
2.現地調査:本年度は上記松浦共同研究員の派遣を最優先し,同共同研究員によるルワンダ・エチオピア調査を実施した。松浦研究員にはルワンダ滞在経験の長い若手研究補助者を同行させた。1旨その結果短期の訪問にも関わらず多くの成果を上げることができた。コートジボワール,ナイジェリアは現地の治安・政治状況を勘案して実施に至らなかった。代わってセネガルにおいて現地研究者との協議を進めた。
3.現地協力者と協働:国別に進展の速度は異なるものの,現地研究者の確定と協力合意の取り付けは順調に進んだ。ただし,昨年度中に調書の作成にまで至ったケースはなく,最終的なTORの確定を待って,早急に作業にかかりたい。

  • 研究成果

    (16件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (8件) 図書 (8件)

  • [雑誌論文] アフリカにおける市民社会の役割と市民社会強化支援の現状と展望2007

    • 著者名/発表者名
      大林 稔
    • 雑誌名

      アフリカ研究会(財務省委嘱)

      ページ: 41-48

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 地域のコミュニケーション・インフラの持続可能性 非営利コミュニティ放送の運営調査から2007

    • 著者名/発表者名
      松浦 さと子
    • 雑誌名

      龍谷大学 社会学部紀要 第30号

      ページ: 72-87

  • [雑誌論文] モザンビーク紛争終結後の平和構築の課題-地域社会における対立の深化-2007

    • 著者名/発表者名
      舩田 クラーセン さやか
    • 雑誌名

      アフリカにおける紛争後の課題 -共同研究会中間成果報告

      ページ: 35-67

  • [雑誌論文] ウガンダの貧困削減計画2006

    • 著者名/発表者名
      児玉谷 史朗
    • 雑誌名

      アフリカ 46巻4号

      ページ: 16-19

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 民主的コミュニティ放送の可能性とデジタル社会 社会運動を接地させる地域社会のメディア環境2006

    • 著者名/発表者名
      松浦 さと子
    • 雑誌名

      社会学評論 226号 第57巻第2号

      ページ: 330-347

  • [雑誌論文] アフリカの女性器切除と男性優位社会の秩序2006

    • 著者名/発表者名
      戸田 真紀子
    • 雑誌名

      グローバル化と社会的「弱者」(平和研究) 第31号

      ページ: 89-111

  • [雑誌論文] 戦後スーダンの政治的動態-包括的平和協定の調停から1年3ヶ月を経て2006

    • 著者名/発表者名
      栗本 英世
    • 雑誌名

      海外事情 54巻4号

      ページ: 77-92

  • [雑誌論文] グローバル化、ディアスポラ、エスニック・マイノリティ-エチオピア・ガンベラ地方におけるアニュワ人の虐殺をめぐって2006

    • 著者名/発表者名
      栗本 英世
    • 雑誌名

      グローバル化と社会的「弱者」(平和研究) 31号

      ページ: 3-21

  • [図書] アフリカ政策市民白書2006-アフリカ開発と市民社会-2007

    • 著者名/発表者名
      大林 稔, 石田 洋子編著
    • 総ページ数
      118
    • 出版者
      晃洋書房
  • [図書] アフリカの医療・障害・ジェンダー -ナイジェリア社会への新たな複眼的アプローチ2007

    • 著者名/発表者名
      落合 雄彦, 金田 知子 編
    • 総ページ数
      257
    • 出版者
      晃洋書房
  • [図書] 『国際法・国際関係とジェンダー』 「第7章 XV アフリカの女性と『人間の安全保障』」2007

    • 著者名/発表者名
      植木 俊哉, 土佐 弘之 編, 戸田 真紀子
    • 総ページ数
      368
    • 出版者
      世界思想社
  • [図書] モザンビーク解放闘争し-「統一」と「分裂」の起源を求めて2007

    • 著者名/発表者名
      舩田 クラーセン さやか
    • 総ページ数
      697
    • 出版者
      御茶の水書房
  • [図書] 『ジェンダーで学ぶ社会学[新版]』「10 メディアによる協働は可能か」2006

    • 著者名/発表者名
      伊藤 公雄, 牟田 和恵 編著, 松浦 さと子
    • 総ページ数
      234
    • 出版者
      世界思想社
  • [図書] 『新版 パブリック・アクセスを学ぶ人のために』 「第6章 教育・研修で充実を図るドイツ市民のメディア」 「第14章 非営利、非商業の情報回路としてのパブリック・アクセス」2006

    • 著者名/発表者名
      松浦 さと子
    • 総ページ数
      316
    • 出版者
      世界思想社
  • [図書] 帝国への抵抗2006

    • 著者名/発表者名
      戸田 真紀子 編著
    • 総ページ数
      209
    • 出版者
      世界思想社
  • [図書] 『ミクロ人類学の実践-エイジェンシー/ネットワーク/身体』 「第12章 『あなたのクラン名はなんですか?』-変容するアニュワ社会における出自集団」2006

    • 著者名/発表者名
      田中 雅一, 松田 素二編, 栗本 英世
    • 総ページ数
      476
    • 出版者
      世界思想社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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