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2006 年度 実績報告書

ジェンダー視点によるワーク・ライフ・バランスの生活時間構造分析

研究課題

研究課題/領域番号 17310152
研究機関島根県立大学

研究代表者

藤原 眞砂  島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (50209128)

研究分担者 久場 嬉子  龍谷大学, 経済学部, 教授 (50014808)
矢野 眞和  東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30016521)
平田 道憲  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30111660)
貴志 倫子  福岡教育大学, 教育学部, 講師 (60346468)
キーワード生活時間学 / 社会学 / 教育学 / 経済学 / キャリア形成 / ジェンダー / ジェンダー経済学
研究概要

18年度の研究の基調は、社会生活基本調査データを用いて、男女の属性を中心に他の諸属性をクロスさせて得た独自集計値を用いて分析、事実発見の作業を続けた。藤原は初年度のホワイトカラーワークライフバランスの研究成果を踏まえて、また平田は初年度のカナダのデータ分析を用いて、両者でカナダと日本のホワイトカラーの比較分析研究を展開させた。この成果は国際生活時間学会で発表され、国内において論文として発表された(「11.研究発表」参照)。また、ワークライフバランス関連の研究情報も学会において収集した。
ワークライフバランスの問題を考えるときにどのような状況がバランスがとれた状態かという前提がなければならないが、本年度のカナダとの比較では、ゆとりのある生活を営んでいるカナダの男性ホワイトカラーの生活をバランスがとれた状況と仮定して、日本の男性のそれを見た。カナダの勤労者は朝の仕事の開始が日本よりかなり早いので夕刻後にレジャー活動に従事する生活が実現していた。仕事の始業時間の繰り上げも政策メニューの一つではないか考えるに至っている。ちなみに、初年度の藤原の仕事は、定時に帰宅した男女勤労者の生活をバランスとのとれた生活と仮定して、残業者の生活をインバランス状態と措定して、両者の生活を比較し、問題点を整理した。「バランス」状態とはどのような状況かを今後とも他の視角を入れて考えて行きたい。
藤原は上記の問題の考察とともに、平田、貴志とともに統計パッケージ、グラフソフト、APL2言語を活用し、独自集計データの加工(表の再編やグラフ化)に従事した。この際、三者は矢野からは技術的情報を中心に、また久場からは文献的情報の提供を受けて、解析を展開し、研究統括の役割を果たしている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Toward a General Approach to International Comparison of Time Use Data : Canadian White-collar Workers and Japanese White-collar Workers2007

    • 著者名/発表者名
      FUJIWARA Masago, HIRATA Michinori
    • 雑誌名

      総合政策論叢 第13号

      ページ: 105-122

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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