研究課題/領域番号 |
17320006
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
霜田 求 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (90243138)
|
研究分担者 |
伏木 信次 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (80150572)
樫 則章 大阪歯科大学, 歯学部, 助教授 (40194766)
床谷 文雄 大阪大学, 国際公共政策研究科, 教授 (00155524)
粟屋 剛 岡山大学, 医歯学総合研究科, 教授 (20151194)
瀬戸山 晃一 大阪大学, 法学研究科, 講師 (00379075)
|
キーワード | 先端医療技術 / 政策形成 / 生命倫理 / 遺伝子医療 / 再生医療 / 臓器移植 |
研究概要 |
1.欧州各国、 EUおよび国際機関における先端医療技術に関する政策形成についての共同研究 (1)主にドイツにおける生殖補助医療技術および再生医学研究の実情を、政策に関与する法学者を中心に聞き取り調査いより把握し、日本における政策形成の場面にフィードバックすると同時に、今後の対話の枠組みを提示した。(床谷2005年8月) (2)先端医療技術の欧州各国における政策形成の議論、臓器移植に関する現状と課題、そしてES細胞研究に関わる公共的な議論について、ユネスコ生命倫理会議(東京)に参加するため来日した欧州各国の研究者それぞれの報告を受けて、日本側から問題点の指摘や疑問を提起し、意見交換を行った。(日仏生命倫理ワークショップ、大阪大学、2005年12月:本ワークショップの報告書はフランス・ユネスコ国内委員会より刊行される予定) 2.日本からの情報発信 (1)主にアジア各国の研究者(欧州の著明な数名の生命倫理学者もゲスト参加)が集う会議に参加し、日本における先端医療技術政策をめぐる現状と課題を報告し(霜田、粟屋、西村)、有益な討論を行った。(International Joint Congress of Bioethics, Sanliurfa, Turkey, 2005年11月) (2)ユネスコ生命倫理会議に参加した日本側研究者を中心に、日本における先端医療技術(とくに幹細胞研究と臓器移植)に対する政策のあり方への疑問点を提示し、欧州およびアジア各国の研究者と議論を行った。(日仏生命倫理ワークショップ、同上) 3.先端医療技術の倫理的・社会的諸問題についての問題提起と討論 (1)若手の研究分担者及び協力者による研究報告(遺伝子医療関連、 ES細胞関連)とそれに基づく論文発表が行われた。(瀬戸山、樫、堀田、岩江:日本医学哲学・倫理学会、2005年10月:日本生命倫理学会、2005年11月)
|