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2005 年度 実績報告書

東アジア文化圏における宗教的対立と融和に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17320013
研究機関北海道大学

研究代表者

藤井 教公  北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (70238525)

研究分担者 佐藤 錬太郎  北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40196291)
細田 典明  北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (00181503)
吉水 清孝  北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (20271835)
ゆはず 和順  北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80210590)
キーワード神仏習合 / 明恵 / 貞慶 / 仏教批判 / 唱導
研究概要

本研究は、東アジア文化圏において仏教移入以前に存在していた儒教や、仏教との関わり合いの過程で発展していった道教、さらに極東アジア日本の古代からの神祇信仰などの諸宗教が、それぞれどのように対立し合い、またその対立をどのように超克していったかという問題を、仏教を基軸にして検討しようと意図するものである。本研究は扱う地域、扱う時代が幅広い上、検討トピックも多岐に亘るため、研究代表者はじめ全員が、まず各地域、各時代における必要文献資料の収集に務めた上でそれぞれ各自のトピックの検討を行った。
研究代表者は、日本仏教の分野で中世鎌倉時代の仏教者明惠を取り上げ、日本の神祇に対する信仰が彼の中で仏教思想とどのように折り合っているのかという問題を検討し、日本の神祇信仰と仏教とが個人の中で混然と融和している様相を明らかにした。これは日本における神仏習合の一つのケーススタディである。
また研究代表者は、古代より叡山天台を中心に日本仏教の中で大きな影響力をもった『法華経』経典が、中世を経て室町時代に至る間にどのように唱導されてきたかという問題を取り上げ、日本の神祇との関わりに注意を払いつつ検討した。
研究分担者は中国とインドの領域においてそれぞれトピック研究に従事し、それぞれ別紙記載のような成果を得た(別紙記載の論文は成果の一部である)。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] The Theorem of the Singleness of a Goblet(grahaikatvanyaya): A Mimamsa Analysis of Meaning and Context,2006

    • 著者名/発表者名
      吉水清孝
    • 雑誌名

      Acta Asiatica(Bulletin of the Institute of Eastern Culture) 90

      ページ: 15-38

  • [雑誌論文] 明恵における神と仏2005

    • 著者名/発表者名
      藤井教公
    • 雑誌名

      宗教研究 第79巻第2輯

      ページ: 293-316

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 室町時代における『法華経』の唱導2005

    • 著者名/発表者名
      藤井教公
    • 雑誌名

      印度哲学仏教学 第20号

      ページ: 1-13

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 『維摩経』の説く「方便」2005

    • 著者名/発表者名
      細田典明
    • 雑誌名

      印度哲学仏教学会会報 第19号

      ページ: 12-15

  • [雑誌論文] 明末清初的三学案与王学左派2005

    • 著者名/発表者名
      佐藤錬太郎
    • 雑誌名

      『儒学与当代文明』Confucius and modern civilization (紀念孔子生誕2555周年国際学術研討会論文集)(九州出版) 第4巻

      ページ: 1792-1798

  • [雑誌論文] 易学哲学史<第二編 漢唐時代(両漢之部)>(翻訳:伊東倫厚主編、弓巾和順責任編集)2005

    • 著者名/発表者名
      ゆはず 和順
    • 雑誌名

      易学哲学史<第二編 漢唐時代(両漢之部)>(伊東倫厚主編、弓巾和順責任編集)(日本周易学会)

      ページ: 248

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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