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2006 年度 実績報告書

近代舞台美術に関する視覚文化的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17320023
研究機関筑波大学

研究代表者

五十殿 利治  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (60177300)

研究分担者 井上 理恵  吉備国際大学, 社会学部, 教授 (80278986)
木下 直之  東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (30292858)
武石 みどり  東京音楽大学, 音楽学部, 助教授 (70192630)
梅宮 弘光  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (10263360)
桑原 規子  聖徳大学, 人文学部, 講師 (90364976)
キーワード舞台美術 / 演劇 / デザイン
研究概要

本年度については7月、10月、12月と、3回の打合せ会を含めた会合を持った。前年同様に、演劇史、美術史、音楽史、建築史、文化資源学等の多様な領域の研究者が参加しているため、各学問領域での研究状況についての共通的な理解を深め、今後の共同研究の方針をより具体的、実際的にすることに努めた。
今年度も研究会においては、積極的に専門的な助言を得るようにして、さまざまな角度からの検討が可能となるように取り組んだ。7月には京谷啓徳による明治36年の活人画について、またグラフィックデザイナーの川畑直道氏による演劇・劇場ポスターについての話題提供があった。ついで、10月の研究会では、早稲田大学客員研究員川崎賢子氏がビデオ資料を活用しながら、少女歌劇団として活動を開始して長い歴史を誇る「宝塚」に関連して、また大阪大学大学院生の正木喜勝氏が、村山知義らが大正期に結成した「心座」と舞台美術について、それぞれ話題を提供し、いずれにおいても、活発な議論が行われた。
12月の研究会においては、京都造形芸術大学の林洋子氏が藤田嗣治と舞台美術との関係について、梅宮弘光は遠山静雄の舞台照明の活動年譜(未定稿)を用意するとともに、専門の建築家川喜田煉七郎の劇場計画について、さらに五十殿は大正期新興美術運動の関係者(神原案等)が昭和初期に関係した人形劇や舞台美術研究会等の舞台に関わる活動について話題を提供した。
本研究においては、領域横断的な研究対象であることをつねに意識したアプローチをとり、研究会等を行う予定である。研究分担者の話題提供が始まり、各自の研究成果を検討することになる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 視覚文化研究の先駆者・板垣鷹穂2007

    • 著者名/発表者名
      五十殿 利治
    • 雑誌名

      彷書月刊 23・3

      ページ: 2-5

  • [雑誌論文] 神田孝平の「国楽」論と「戯劇」-『国楽ヲ振興スベキノ説』をめぐって2007

    • 著者名/発表者名
      伊藤 真紀
    • 雑誌名

      文芸研究 101号

      ページ: 1-24

  • [雑誌論文] 新興美術家協会の成立と消滅1935-1943-玉村善之助、恩地孝四郎、小野忠重、伊藤熹朔の周辺2007

    • 著者名/発表者名
      桑原規子
    • 雑誌名

      聖徳大学言語文化研究所 論叢 14号

      ページ: 151-194

  • [雑誌論文] 美術と舞踊の交錯--川島理一郎の舞踊体験から2006

    • 著者名/発表者名
      木村 理恵子
    • 雑誌名

      美術フォーラム21 13号

      ページ: 55-60

  • [雑誌論文] 明治36年の活人画-葵卯園遊会・歌舞伎座歴史活人画興行・東京美術学校記念美術際2006

    • 著者名/発表者名
      京谷 啓徳
    • 雑誌名

      西洋美術研究 12号

      ページ: 123-138

  • [雑誌論文] 氷結せる音楽を創作せんがためなり : 山田耕筰の音楽堂構想と川喜田煉七郎の建築計画案2006

    • 著者名/発表者名
      梅宮弘光
    • 雑誌名

      近代日本デザイン史

      ページ: 166-183

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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