研究課題
定例の研究会を通じて、国外研究者、中堅、若手の研究者との交流も活発に実施し、また、ポーランド(クラクフ、ワルシャワ)、ドイツ(ベルリン)、ブルガリアなどにおける調査を行った。7月から8月にかけては、ヘブライ大学教授でイスラエル賞受賞者、ズィーヴァ・アミシャイ・マイセルズ教授を講師に招聘し、講演ならびに大学における講義を企画した。比較的長い時間をかけて議論する機会がつくれたため、単発の講演会とは異なり、十分な情報交換や研究上の交流が可能になった。また、チェコのカレル大学(プラハ)のヤン・シコラ氏にも講演、若手研究者の指導などを依頼することができ、今後、カレル大学との交流を進める基礎を築くことができた。また、本研究とも関連する研究プロジェクト、大阪大学21世紀COEプログラム「インターフェイスの人文学」の最終報告書に寄稿するという形で、研究グループの中間報告的な成果発表を行った。この報告書は2005年に開催した二つの国際シンポジウム「越境/近代藝術Transboundary/Modern Art」、「中東欧の近代藝術」における研究発表をベースに、定例研究会の成果も盛り込んだものである。本研究グループのほぼ全員が執筆した。今回は時間的制約により、日本語または英語での印刷になったが、今後、この報告書をベースにして編集、翻訳し、日本語ならびに英語で質の高い論集をISBN付の刊行物として出版する計画である。
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (9件) 図書 (4件)
21世紀COE「インターフェイスの人文学」最終報告書
ページ: 17-27
ページ: 27-47
国際フォーラム「工芸運動と芸術の近代」論文集
ページ: 48-49
大阪大学21世紀COEプログラム「インターフェイスの人文学」研究報告書2004-2006 第七巻 モダニズムと中東欧の藝術・文化
ページ: 243-258
大阪大学文学研究科紀要 47
ページ: 47-86
交響するロマン主義(長野順子・小田部胤久編)(シェリング論集5)
ページ: 135-156
水声通信 7号
ページ: 53-62
『デザイン学研究』日本デザイン学会第53回研究発表大会概要集 3
ページ: 346-347
演劇学論叢 8
ページ: 202-223