研究課題
定例の研究会としては、小久保乾門氏を講師として招聘し、圀府寺が中心となってヘブライ語ならびにユダヤ文化研究会を毎週実施した。また、中東欧音楽フォーラム「同時代の声を考える」(クリスティアン・ウッツ(グラーツ芸術大学)、ヨルン・ペーター・ヒーケル(ドレスデン音楽院)、岡田暁生(京都大学)の3氏によるフォーラム)をはじめ、中東欧の諸芸術を対象とする中・小規模の研究会を行った。各研究分野においては、三谷研爾がプラハ、ベルリンにおいて調査を行うとともに、プラハのカレル大学教授シーコラ氏と研究協力・協定のための打合せ会合を行ったほか、中東欧諸国ならびにそれらのアジアにおける受容に関連するテーマについて、各研究分担者が現地調査・研究を推進している。2008年10月にはポーランドで「中東欧のユダヤ芸術」というシンポジウムが開催される予定で、その内容について、トルン大学のマリノフスキー教授と継続的に協議を行い、また、同年開催予定の世界ユダヤ学会議の分科会企画についても、ヘブライ大学教授ズィーヴァ・アミシャイ・マイセルズ教授と協議を行っている。圀府寺司の共編著による『西洋美術研究』14「美術における移動と越境」は、その編集作業をほぼ終了し、まもなく刊行の見込みである。圀府寺の論文「<芸術、国家、世界>AICA国際会議(ポーランド1960年)」など中東欧に関連する論考も収録される。また、圀府寺司が『シャガールのユダヤ性』(仮題)、伊東信宏が『シャガールの音楽』の執筆を進めた。『シャガールの音楽』は近刊予定である。
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液晶絵画 Still/Motion
ページ: 110-116
フォーラム・ポーランド 2005-2006年 会議録
ページ: 18-21,68-71
東北ドイツ文学 第50号
ページ: 101-119
『グラフィックデザイン1930:版画、写真、タイポグラフィ、アイソタイプ』Fuji Xerox Art Space
ページ: 35-47