研究課題/領域番号 |
17320040
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
井上 敏幸 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (50046207)
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研究分担者 |
西田 耕三 近畿大学, 文芸学部, 教授 (70094026)
大谷 俊太 奈良女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (60185296)
久保田 啓一 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80186452)
高橋 昌彦 福岡大学, 日本語日本文学科, 助教授 (00216756)
福田 千鶴 首都大学東京, 都市教養学部人文社会系, 助教授 (10260001)
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キーワード | 年賀集 / 点取俳諧 / 祝賀集 / 真田家 / 御側御納戸日記 / 松平家 / 菊貫公句稿 / 水かゞみ |
研究概要 |
本年度は、次の4点を中心に研究活動を行った。 I)昨年度までに翻字を終了した真田幸弘の年賀集4種の索引作製を行った。また、年賀集の合間に編まれた祝賀集3種が、年賀集と同類のものと判断し、両者を一体のものとしてまとめるため、翻字を進め、長野市松代文化施設等管理事務所発行の『松代』第20号(平成19年3月刊)に掲載した。別に翻字作業として真田幸弘、俳号菊貫の発句集『菊貫公句稿』と『水かゞみ』の翻字作業を終えた。 II)真田幸弘の『御側御納戸日記』全体の翻字作業を、福田千鶴の指導のもとに完了させた。 III)真田幸弘と従兄弟関係にある島原藩第七代松平忠馮、俳号升来とが、点取俳諧の最も親しい仲間であることを踏まえ、現在島原市図書館松平文庫に所蔵されている点取俳諧資料を中心とした文芸資料の調査を行った。また、点取俳諧資料30余点については、デジタルカメラによる蒐集撮影を行った。 IV)本年度が、研究の第二年目であることを考慮し、これまでの研究成果を、地域に還元すべく、長野市内において公開講演会を実施した。開催に際しては、松代文化施設等管理事務所・長野市吉田公民館・清泉女学院大学の協力を得た。参加者は、60名程であった。内容は下記の通りである。 講演会題目「殿様の俳諧」 講演題目「大名の俳諧-細川・酒井・真田家の文事-」井上敏幸 「多色摺と俳諧の世界」伊藤善隆 コーディネーター玉城司
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