研究課題/領域番号 |
17320044
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
ホーンズ シーラ 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70206035)
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研究分担者 |
丹治 愛 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90133686)
アルヴィ宮本 なほ子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教授 (20313174)
矢口 祐人 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教授 (00271700)
丹治 陽子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (90188459)
土田 映子 北海道大学, 言語文化部, 助教授 (50313169)
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キーワード | ユートピアニズム / 国際研究者交流 / マルクス主義批評 / ポストコロニアリズム / フェミニズム / ダーヴィニズム / 空間論 / ミュージアム批評 |
研究概要 |
本研究の1年目にあたる平成17年度は、ユートピア研究関連の第一次資料の収集に力を注いだ。ホーンズ、矢口、土田がアメリカで、アルヴィ宮本はニュージーランドで文学作品のみならず、政治理論、経済理論、思想、表象といったさまざまな分野におけるユートピア関連のテクストを収集し、学際的な研究を開始した。 平成17年12月にはロンドン大学地理学部助教授のジェームズ・ニール博士を招聘し、研究打ち合わせを行うとともに、講義、講演を依頼した。「ユートピアニズム」題された研究会を東京大学大学院総合文化研究科で開催し、ニール博士はLocating Utopia : Blueprints, Arguments, and Dreamsという題目で講演した。続いて矢口が本科研費で9月に行った米国での調査をもとにRepresenting a Utopian Community : Hancock Shaker Villageという発表を行った。その後、研究分担者を含む出席者と活発な討論を行った。ユートピア研究に関連する理論的考察と具体的事例の分析を組み合わせたこの研究会は、来年度から展開される研究の具体的な指針として非常に有益であった。 さらに平成18年3月にはホーンズがシカゴで行われたアメリカ地理学学会で、Beyond Setting : Narrative Space in Alice Walker's "Petunias"と題してアリス・ウォーカーの短編を空間論・ユートピア論に基づき分析をする発表を行った。
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