研究課題/領域番号 |
17320046
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
塩川 徹也 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (00109050)
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研究分担者 |
田村 毅 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 名誉教授 (90011379)
月村 辰雄 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (50143342)
中地 義和 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (50188942)
塚本 昌則 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 助教授 (90242081)
鈴木 雅生 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 助手 (30431878)
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キーワード | キリスト教 / フランス文学 / シンクレティズム / 理神論 / 自伝 / 対話 / 殉教 / 供犠 |
研究概要 |
●分担者、とくに鈴木助手の協力を得て、基本文献資料のリストの作成を続行し、入手可能なものは購入した。 ●代表者は、7月上旬フランスに赴き、研究協力者のジェラール・フェレロル教授、及びパリ・ソルボンヌ大学付属「17・18世紀フランス語フランス文学研究センター」長、シルヴァン・ムナン教授と課題について意見を交換した。 ●11月に、シルヴァン・ムナン教授、ジュヌヴーエヴ・アルティガス=ムナン教授(パリ第12大学)を招聘し、ロベール・シャールとキリスト教、ヴォルテールと宗教に関する講演会を開催し、啓蒙とキリスト教の関係について理解を深めた。また日本フランス語フランス文学会秋季大会では、18世紀の哲学的地下文書についてののワーク・ショップを企画し、アルティガス=ムナン教授の参加を得て、啓蒙時代の反キリスト教文学について18世紀研究者と意見交換を行い、豊かな成果を得た。 ●「「ポエジー」或いは現代における交感の不可能性:『内的体験』におけるジョルジュ・バタイユの「詩的表象」について」と題する博士論文(提出者・市橋明典氏)の審査に代表者及び3名の分担者が参加し、バタイユの専門家である湯浅博雄教授の協力も得て、課題についての理解を深めた。 ●代表者は、2月末から、パリ・ソルボンヌ大学招聘教授として渡仏し、主としてパスカルに関する講義・講演を行うほか、「『プロヴァンシアル』のキャンペーン」をテーマとするジェラール・フェレロル教授のセミナーで大学院生・若手研究者の指導にあたった。また滞在中、ジャン・メナール、フィリップ・セリエ、シルヴァン・ムナン、ジュヌヴーエヴ・アルティガス=ムナン、マルク・フユマロリ、マイケル・スクリーチ、ジャン=ロベール・アルモガット、アラン・ジェヌティオの諸氏と研究交流を行った。
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