研究課題/領域番号 |
17320052
|
研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
小林 章夫 上智大学, 文学部, 教授 (20103773)
|
研究分担者 |
永富 友海 上智大学, 文学部, 准教授 (60305399)
高橋 和久 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (10108102)
高岸 冬時 首都大学東京, 基礎教育センター, 准教授 (20248917)
|
キーワード | 翻訳 / 輪講 / 批評 / 外国文学 / コミュニケーション / 読書 |
研究概要 |
1.一昨年、昨年に引き続き、研究と授業の接点を求める活動をメンバー各人がおこなった。(1)研究代表者の小林は、上智大学英文学科において目玉授業としての評価を獲得しつつある翻訳の輸講授業のコーディネーターとして、講師の手配、授業の準備などをおこなった。(2)平成19年12月21日、上智大学において永富が担当しているインテンシヴ・リーディングのクラスに作家の万城目学氏をお招きした。それに先立って『鹿男あをによし』を学生に配布し、高橋、高岸、永富が作成した読書アンケートを学生に回答させておいた。当日は、万城目氏をはじめとして、編集者数人がクラスを訪れ、高橋の司会のもと、活発な意見交換がおこなわれた。講演会後、万城目氏にお願いして学生アンケートに目を通してもらい、作品の需要のあり方や、作家と読者との関係について、研究メンバーと万城目との間で意見交換をおこなった。 2.研究の最終年度である本年度は、各人が出版物や講演会の場で、精力的に成果発表を行った。(1)高橋は韓国での国際学会で英文学についての議論をおこない、さらい国内の大会でも英文学関係の発表をいくつかおこなった。(2)アイルランド詩が専門の高岸は、イアセルの大会で講氏を務めた。(3)小林は、精力的に執筆活動をおこなった。(4)永富は、日本ハーディ協会創立50周年記念の論集で、成果発表をおこなった。
|