研究課題/領域番号 |
17320060
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
千野 拓政 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50216561)
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研究分担者 |
飯塚 容 中央大学, 文学部, 教授 (60151239)
栗山 千香子 中央大学, 法学部, 助教授 (40338645)
近藤 直子 日本大学, 文理学部, 教授 (20255219)
櫻庭 ゆみ子 慶應義塾大学, 商学部, 助教授 (10242075)
関根 謙 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (60247476)
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キーワード | 文学 / 各国文学・文学論 / 中国文学 / 当代文学 / データベース / インタビュー / 国際研究者交流 / 国際情報交換 |
研究概要 |
今年度は、2005年6月11日、7月27日、9月12日、12月10日、2006年3月24日の5回にわたって研究会を行うとともに、2005年8月13日〜25日(関根は〜9月4日)、9月1日〜5日、2006年2月19日〜22日、3月12日〜16日の4回にわたって、中国・香港を訪問し、文献調査・インタビュー・資料収集および現地研究者・研究機関との打ち合わせを行った。 このうち、2005年6月および7月の研究会では、データベースに収録する60名の作家について検討し、暫定的な名簿を決定した。これを受けて、8月に千野、関根、櫻庭が上海、長沙、武漢、北京を訪れて作家を訪問し、インタビューのための準備を進めたほか、中国現代文学館と資料の交換などについて検討を行った。訪問した主な作家は次のとおり。王安憶・王小鷹・陳思和・小飯(上海)、韓少功・何立偉ほか(長沙)、方方・陳応松(武漢)、残雪・史鉄生・陳染・格非ほか(北京)。また、9月初旬に千野が香港中文大学図書館を訪問し、香港文学・中国文学に関するデータベースの共有化について検討した。 以上の作業をもとに、9月の研究会でデータベースの枠組みについて検討し、基本形を決定、分担してデータベースの構築に着手した。12月の研究会では、それまでに作成したデータベースを持ち寄り、問題点を洗い出して、データベースの基本形に修正を加えた。2006年2月には千野が香港を訪れ、中国および香港の研究協力者と今年度の作業について意見を交換し、現地の研究機関とのデータベースの共有化について検討した。3月には飯塚が北京を訪問して余華ほかの作家のインタビューを実施するほか、研究協力者の王暁明上海大学教授ほか1名を招いて、近年の中国文学および中国児童文学の動向について報告、討論を行う。あわせて今年度の作業の反省、次年度の計画の検討を進める。
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