研究課題/領域番号 |
17320073
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
滝沢 直宏 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (60252285)
|
研究分担者 |
大室 剛志 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (70185388)
大名 力 名古屋大学, 大学院国際開発研究科, 助教授 (00233205)
深谷 輝彦 椙山女学園大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (30173313)
都築 雅子 中央大学, 教養部, 教授 (00227448)
|
キーワード | コーパス / 構文研究 / 基本と派生 / 構文の共起 / MI-score / t-score / 英語教育 |
研究概要 |
1.分担者全員で、本研究で扱うべきテーマの選定を行った。具体的には、結果構文、現代分詞由来の副詞、米語におけるhaven't NP、The problem is is that S構文、whenとthoughなどである。更に、これらのテーマに関して、Jespersenなどの伝統文法、Quirk et al.などの記述文法、また生成文法、構文文法などがどのように扱ってきたのかを詳細に調査し、記述的不備や理論的問題を整理した。 2.従来、コロケーション抽出のために用いられてきたt-score、MI-score(相互情報量)がどのように構文研究に活用できるかの検討を行った。また、コーパスを用いて構文研究を行う際に、どのようなツールが有益であるかの検討を行った。 3.一部が公開されたAmerican National Corpusに関して、そのデータの構造、品詞タグ付けの方法などに関して詳細な検討を行った。また、このコーパスがXMLによって構造化されているため、その利用にあたってはXMLに関する理解が不可欠である。そこで、千葉庄寿・助教授(麗澤大学)に「XMLをもちいた言語研究の可能性」というテーマで講演会(一般公開)を実施して頂くと同時に、同・助教授の指導によるXMLに関する実習を行った。 4.以下の講演会(一般公開)を行った。赤野一郎・教授(京都外国語大学)による「英語研究・英語教育におけるコーパス利用の可能性」では、コーパスと英語研究、またそれの英語教育への応用についてお話し頂いた。斎藤伸治・助教授(岩手大学)による「日英構文比較:無生物構文について」では、無生物構文について詳細にお話し頂いた。
|