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2006 年度 実績報告書

コミュニケーションのための教育文法に基づく日本語教材作成のための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17320075
研究機関早稲田大学

研究代表者

小林 ミナ  早稲田大学, 大学院日本語教育研究科, 教授 (70252286)

研究分担者 野田 尚史  大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (20144545)
松崎 寛  広島大学, 大学院教育研究科, 助教授 (10250648)
堤 良一  岡山大学, 大学院社会文化科学研究科, 助教授 (80325068)
名嶋 義直  東北大学, 大学院文学研究科, 助教授 (60359552)
松岡 洋子  岩手大学, 国際交流センター, 助教授 (60344628)
キーワード教育文法 / 教材開発 / 文法シラバス / 技能別教材 / WEB教材
研究概要

本研究では,6名の代表者・分担者のほかに,国内外の現場で日本語教育に携わる約60名の協力者からなる研究組織をとっている。代表者・分担者は,四技能(「読む」「書く」「話す」「聞く」)の責任者あるいは副責任者をつとめている。次のような分担である。
「話す」グループ責任者:小林ミナ(代表者),副責任者:名嶋義直(分担者)
「書く」グループ責任者:小林ミナ(代表者),副責任者:堤良一(分担者)
「読む」グループ責任者:野田尚史(分担者),副責任者:松岡洋子(分担者)
「聞く」グループ責任者:松崎寛(分担者),副責任者:なし
約60名の協力者は,このいずれかの技能グループに所属し,技能ごとに教材作成作業を行っている。平成18年度は,17年度の成果を受けて,とくに学習者ニーズの調査・分析,目標言語調査を行った。あわせて,既存教材の内容形式を調査し,その問題点を議論した。そして,その結果を踏まえて,教材のフォーマットについて試行版を作成した。試行版の作成は,平成19年度も継続的に行っている。
試行版は,従来の冊子体の教科書だけでなく,カード型のモジュール教材,および,本プロジェクトの最終的な目標であるweb版教材の3種類を想定している。通常の議論,試作教材の回覧などは技能ごとにたちあげたメーリングリスト上で行っているが,8月〜11月にかけて,技能ごとに打ち合わせ会をもち,ニーズ・目標言語調査の分析結果や試行版教材について意見交換を行い,今後の作業方針を確認した。打ち合わせ会以降は,意見交換の内容を踏まえて,試作版を質,量の両面からさらに充実されることをめざして活動を行っている。
平成19度中には,国内外の現場の協力を得て、実際に試作版を使ってもらい,フィードバックを得る予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 異文化理解リテラシー育成に向けて-日本事情授業における取り組みから-2006

    • 著者名/発表者名
      名嶋義直
    • 雑誌名

      日本語教育 129号

      ページ: 41-49

  • [雑誌論文] On the non-deictic use of Japanese demonstratives,"in Wada,Michio(Ed.) The Structure of Language, Views from sian Languages :2006

    • 著者名/発表者名
      Tsutsumi, Ryoichi
    • 雑誌名

      Faculty of Letters, Okayama University.

      ページ: 73-98.

  • [雑誌論文] 日本語教育と文法2006

    • 著者名/発表者名
      野田尚史
    • 雑誌名

      講座・日本語教育学 言語の体系と構造(縫部義憲(監修))(多和田眞一郎(編)) 第6巻

      ページ: 206-221

  • [雑誌論文] 音声・音韻2006

    • 著者名/発表者名
      松崎寛
    • 雑誌名

      講座・日本語教育学 言語の体系と構造(縫部義憲(監修))(多和田眞一郎(編)) 第6巻

      ページ: 2-16

  • [図書] 外国語として出会う日本語2007

    • 著者名/発表者名
      小林ミナ
    • 総ページ数
      167
    • 出版者
      岩波書店
  • [図書] 日本語研究叢書19 ノダの意味・機能2007

    • 著者名/発表者名
      名嶋義直
    • 総ページ数
      323
    • 出版者
      くろしお出版

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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