研究分担者 |
野田 尚史 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (20144545)
松崎 寛 広島大学, 大学院教育研究科, 助教授 (10250648)
堤 良一 岡山大学, 大学院社会文化科学研究科, 助教授 (80325068)
名嶋 義直 東北大学, 大学院文学研究科, 助教授 (60359552)
松岡 洋子 岩手大学, 国際交流センター, 助教授 (60344628)
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研究概要 |
本研究では,6名の代表者・分担者のほかに,国内外の現場で日本語教育に携わる約60名の協力者からなる研究組織をとっている。代表者・分担者は,四技能(「読む」「書く」「話す」「聞く」)の責任者あるいは副責任者をつとめている。次のような分担である。 「話す」グループ責任者:小林ミナ(代表者),副責任者:名嶋義直(分担者) 「書く」グループ責任者:小林ミナ(代表者),副責任者:堤良一(分担者) 「読む」グループ責任者:野田尚史(分担者),副責任者:松岡洋子(分担者) 「聞く」グループ責任者:松崎寛(分担者),副責任者:なし 約60名の協力者は,このいずれかの技能グループに所属し,技能ごとに教材作成作業を行っている。平成18年度は,17年度の成果を受けて,とくに学習者ニーズの調査・分析,目標言語調査を行った。あわせて,既存教材の内容形式を調査し,その問題点を議論した。そして,その結果を踏まえて,教材のフォーマットについて試行版を作成した。試行版の作成は,平成19年度も継続的に行っている。 試行版は,従来の冊子体の教科書だけでなく,カード型のモジュール教材,および,本プロジェクトの最終的な目標であるweb版教材の3種類を想定している。通常の議論,試作教材の回覧などは技能ごとにたちあげたメーリングリスト上で行っているが,8月〜11月にかけて,技能ごとに打ち合わせ会をもち,ニーズ・目標言語調査の分析結果や試行版教材について意見交換を行い,今後の作業方針を確認した。打ち合わせ会以降は,意見交換の内容を踏まえて,試作版を質,量の両面からさらに充実されることをめざして活動を行っている。 平成19度中には,国内外の現場の協力を得て、実際に試作版を使ってもらい,フィードバックを得る予定である。
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